2024年10月4日発売のジャンプSQ.11月号に連載している「ワールドトリガー」第246・247話のネタバレをまとめてみました。
最新話では、ヒュースは師に言われた事を元に麓郎に話します。そしてその改善の仕方。麓郎の駄目なところを言います。
それを聞いて麓郎はどうなるのか。
ここから先はネタバレを含みますので気をつけてください。
ワールドトリガー第246・247話のネタバレ!
最新話、きつい言葉
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これまでのあらすじや最新話も☆⇒⇒《ワールドトリガー》ネタバレ一覧
『ワールドトリガー』ネタバレ一覧 | ||||
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ワールドトリガー第246・247話のネタバレ!
第246話
講座
ヒュースは、俺の師に倣って麓郎の質問に答えようと思うといいました。半崎は、ヒュースの師匠って玉狛の人かと聞きます。
ヒュースはカダナの人だと答えました。が、実際はアフトクラトルでの事で、その時の師です。
ヒュースは、まず最初の質問は修と麓郎の違いは何かでいいかと聞きます。若村は、その前に実力とはなにかと聞きました。
笹森は実力と呟き、半崎はさっきもその話出てたなと言いました。
若村は、俺と三雲の実力が違うのはなんとなくわかる。けどその実力が具体的に何なのか、どこで差ができたのかが知りたいと言いました。
ヒュースは、そこを深く考えなくてもいい。実力とは結果の事だと言います。若村は結果、と驚きました。
例え
ヒュースは、2人のタイヤキ職人の例え例をだしました。半崎と笹森はいきなり出てきたたいやき職人に少し疑問を持ちました。
1人は材料を吟味し、手順も正確で焼き方も丁寧。そして練習熱心。もう1人は、手順は無くて全て目分量。焼き方も自己流。店を開くのに最低限の知識しか無い状態。
一体どちらの方が実力は上なのか。それは美味しいタイヤキを作った方が上になる。
ヒュースがそういうと、若村も分かった様子。笹森はだから結果なんだと言います。
半崎は、その話だと三雲もタイヤキ名人なのかと聞きました。ヒュースはそれは違う。玉狛第二だとタイヤキを焼くのは遊真と千佳。修はタイヤキを売る能力があると言いました。
実力とは
ヒュースは、修がタイヤキを焼いても店の貢献にはならない。
しかし別のもので店に貢献する力を持っている。それはこの試験で証明されると思う。
言い換えると、実力とは結果にプラスの影響を与える能力のこと。ランク戦に例えると自分の部隊を勝ちに近づける力と言える。
だから、実力はいずれ結果に現れてくる。実力が欲しいと思うのならば結果を出すしか無いと言いました。
若村は前のランク戦の時に香取が、前から言ってると思うけどこれが今のうち(香取隊)の実力だ。そう言っていたのを思い出しました。
運も実力
半崎は少し唸り、実際はすごく強い。けど転送位置が悪くて負けることもあるけど、そういう負けも実力なのかと聞きました。
ヒュースは、実戦に照らすとそうなると言いました。
そして、実際の戦闘では見たことのないトリガー。勝ち目がない敵が現れる事もある。
そこで不運を嘆いても意味がない。直面した状況下で、どれだけ最善の結果を出せるかというのが実力の試される時だと言いました。
その時のヒュースはアフトクラトルとボーダーの戦いを思い出し、各面々を思い出していました。
ランク戦が実戦に備えての訓練である以上、不運による敗北を実力と捉えて改善策を考えるべきだと言いました。
笹森は、不運も実力の内て言うもんなと言い、半崎は意識高いなと言いました。若村は、実力=結果なのはわかった。
じゃあ三雲と俺の結果に差がついたのはなぜかと聞きました。
違い
ヒュースはおそらく余裕の差だと言いました。若村は、俺に余裕がないのが理由なのかと驚きます。するとヒュースは逆だ。修の方が余裕が無いと言いました。
ヒュースは、麓郎と香取隊の目標は何かと聞きます。若村は、俺は銃手でマスター級。部隊はA級昇格と言いました。
ヒュースがいつまでの期限だと聞くと若村は、期限は特に決めていないと言いました。
ヒュースはわかったと言い、玉狛第二には明確な目標と期限があると言います。
笹森は今回の遠征かと言い、半崎は記者会見でなんか言っていたなと言いました。
ヒュースは、俺は詳しく知らないが修達は最短で遠征に行かないといけない理由があるみたいなんだ。
必要に迫られるという要素が人を育てる事も多い。修と麓郎のわかりやすい違いはそこだと思うと言いました。
若村は、少し待ってくれと言います。期限の有ると無いとでそんなに変わるのかと言いました。ヒュースは修に関しては大事だと言いました。
ヒュースは、これは師の受け売りになるけど目標に期限が無いと、失敗を正しく認識できないことがあると言いました。笹森は、失敗を認識できないとはと言いました。
師・ヴィザ
人は失った物を確認して、失敗を認識する。目標に向かって費やしてきた時間・労力・資金・信用や評価を失ったと自覚する事で、目標への失敗した事を認識することができる。
しかし目標達成の期限を決めていないと、成功か失敗かの判定を無限に先送りする事ができる。例えば、全く進んで無いけど挑戦中なんで結果は出てないと言う事ができます。
ヴィザは幼きヒュースに言いました。
つまり、注ぎ込んだものは成功すると返ってくる。だからまだ何も失っていないと思い込む事もできるのです。そして期限を決めないということは、失われる時間の重みに目をつぶるという事になる。
物も時間も失った事に気づかない場合、現実的な反省や改善は望めません。これを足踏みと言いました。
笹森は、ヒュースの師匠厳しいなと言います。半崎は、正論で殴るタイプだなと思いました。
ヒュースは、これは弟子(おれ)を戒めるための極端な黎明だ。けど要するに期限を切るのは結果と向き合う手段の1つになるという事だと言います。若村は先程ヒュースに問われた、麓郎はこの半年で何を得たんだという質問を思い出しました。
余裕の差
ヒュースは、修には足踏みする時間が無かったと言いました。目の前の問題や自分の能力の低さを先送りにする余裕がなかったんだ。
余裕があると、トリオンが低い。才能無いと努力の意味があるのかと考えたりします。逆に余裕が無いと、トリオンが低い。なら別の方法で勝ち筋を作らないとと考えます。
それが結果的にアイデアの質と量で勝負する今の修の強みを伸ばす事になったと言いました。
笹森はそれを聞いて、時間もトリオンも少ないから使えるアイデアを出す事に特化せざるを得なかったのかと言うと、ヒュースはそうだと言いました。
もし修に余裕があったら戦闘能力で結果を出す事にこだわってたと思う。そうなるといまより足踏みをしていた可能性はあると言いました。
半崎は、この話を聞いていると三雲がすごいと言うよりも、俺らがのんびりしてるって言われてる気がすると言いました。
ヒュースは、他の人を貶めるつもりはない。追い込むよりも自由にやらせるのがボーダーの方針だろ。そしてその中で生まれる強さやアイデアもある。
ただ、玉狛第二は他の部隊とは違う条件でランク戦をしていた。その事が修にとって他の隊員とは違う道を選ばせたのは違いないだろうと言いました。
探しもの
若村は、俺も期限を決めて自分を追い込めば三雲と同じ感じの強みが手に入るのかと聞きます。ヒュースはしばらく無言になりました。半崎はその様子を見て、めっちゃ考えているなと思いました。
ヒュースは、なんで修と同じ強みを求めるのか聞き返します。若村は、今より強くなりたいから。俺に無いものを持ってる人間と渡り合えるだけの力が、自分を変えてくれる何かが欲しいんだと言いました。
ヒュースはその何かは存在するものなのかと言います。若村は少しえっという表情をしました。ヒュースは、他人の答えを聞いたところで、己の経験値にはならない。犬飼が言っていたのはそういうことだと思うといいました。若村は少しハッとした表情をしていました。
ヒュースは、麓郎がその何かを探している間、競争相手は普通の鍛錬をしている。その現実から目を逸らして、あやふやな飛躍の可能性を探して期待する。これは典型的な足踏みだと言いました。
若村は、周りが特別なんじゃなくて、俺が止まっているのかと言います。ヒュースは、俺にはその割合が大きく見えてると言いました。
手段
半崎は、じゃぁ三雲のやり方は他の人には真似できないって事かと聞きます。ヒュースは、round4で玉狛第二何負けた時修が採った改善策は迅を部隊に勧誘する事だったんだと言いました。それを聞いて、若村・半崎・笹森は驚きました。
修には時間が無い。それは遊真に時間が無いと知る修故の考えでした。
ヒュースは、期限の重さや強制力も修と他の人では違ってくる。人はそれぞれ条件が異なってくる。中身も真似する事はできない。
だから修と麓郎の違いを説明したところで、麓郎に得るものはない。これがそう言った理由だと言いました。
若村は、少し戸惑いました。アドバイスをもらっても、上手いやつの真似をしても駄目なのかと思いました。
方法
若村は、俺はどうやって強くなったらいいんだろうかと言いました。するとヒュースは、麓郎が強くなる方法なら、1つ思いつくぞといいました。若村は、えっと言います。
ヒュースは、香取隊を抜ける事だと言いました。若村は声は出しませんでしたが、めちゃくちゃ驚きます。笹森も、隊を抜ける事がと驚きます。
ヒュースは、香取隊に問題の根幹がある。それを説明すると言いました。
第247話
階段(レベル)
日本語の協力で笹森がヒュースの助手を務めています。
ヒュースはホワイトボードに階段を書きます。そして階段にA級・B(上、中、下)・C級と書きます。1番上に太刀川、1つ降りて香取、2個降りて若村、その後もう一つ降りて修、と書きました。
ヒュースは、この図は個人戦での戦闘能力を表した図だと言います。修は若村の下だと言いました。半崎はふんふんと聞いていました。
ヒュースは、これをチーム戦の能力値に変えると、修は香取の隣。即ち、麓郎より上になる。ちなみに、太刀川はよく分からないから除外だと言いました。ここまでで何かあるかと聞きます。
若村は図を見ながら、俺はB級中位に落ちてるしそこでも大丈夫かなと思います。そして、個人戦はともかく、チーム戦だと葉子が高すぎると思う。オペの華さんのサポートのおかげでピンチを凌ぐ事もあるしと言いました。
ヒュースはなるほどと言い、オペの支援を差し引いて一段下にしようと言いました。そして、この図で問題はないかと聞きます。
若村は、まだ葉子が高い気もするけどと思いながらも、問題ないと答えました。ヒュースは、これで麓郎の認識と合ったという事でいいかと聞きました。若村は、ああと答えました。
現在地
ヒュースは、この図に間違いが1つある。麓郎の位置はここだと言いました。
先程はA級に修、1つ下に香取、もう一つ下に若村でした。しかしヒュースが若村の位置はここだと言った場所はC級の場所でした若村は驚き、半崎もおいおいと言いました。
ヒュースは、この選抜試験に臨むにあたって臨時部隊の今期のログを全て見たと言いました。ヒュースは陽太郎と共にログを見ていたのでした。
ヒュースは、麓郎はおそらくチーム戦で自分や味方がどう動いたらいいかが考えれるレベルに無いと言いました。半崎は、ヒュースくんさすがに、と言いかけましたが半崎がそれを止めました。
ヒュースは先に結論の問題の根幹を言う。それは香取が強すぎた事だと言いました。
根幹
若村は葉子が、笹森は強すぎたからと呟きました。
ヒュースは、香取隊は結成からB級上位に上がるまで壁にぶつかっていない。香取隊の得点源は香取。エースとしては最高だが、麓郎からするとぶつかるはずの壁にぶつからないまま、上まで上がってきてしまったと思う。
他の部隊が全員の力で一段ずつ階段を登っているところを、香取隊はエースの力で一気に登っていく。そうなると麓郎は、チーム戦の基礎を学ぶ機会がなかったんじゃないかなと言いました。
若村はグラッときました。そして、そうなんだろうかと思いました。
確かに最終戦の葉子との会話をしている時、どうしたらいいのか分からなかった。犬飼先輩に、並列思考わや鍛えてもらってたのに、試合中は勝ち筋とか関係のない泣き言しか思い浮かんで来なかった。
ということは、自分が思ってたよりももっと弱かったという事。だからC級の段階なんだと思いました。
挑戦の度合い
ヒュースは、これは俺の勝手な印象だけど、足踏みに陥る人間は本人が思ってるよりも高い壁に挑んでいる事が多い。麓郎は一段上の壁に挑戦してるつもりだけど、俺から見たら壁の高さは階段3段分の高さに見える。
これは足し算や掛け算を知らない人が高度な算術に挑戦しているようなもの。この条件でちゃんとした答えを出せる人はいないだろう。
麓郎が外に答えを求めがちになるのは、この辺が原因だと思うと言いました。若村と半崎はそれを聞いて何か感じ取った雰囲気でした。
ヒュースは、この問題は己を知る事で解決する。適正なレベルに挑戦する事。だから、香取隊を抜けて自分で仲間を集める。そして1番下から順にステップを踏んでいくと、麓郎は確実に今よりも強くなると言いました。
半崎は、言ってる事は分かるし正しいと思うけど、そのために部隊を抜けるのはきついと思うと言いました。
ヒュースは、期限を作るのも、部隊を抜けるのも手段の一つ。同じような効果が得れるんなら他の手段でも構わない。どっちにしろ決めるのは麓郎だと言いました。
努力
若村は下を向き黙ります。そして恐る恐る、かつ切迫した感じてヒュースに問いかけました。
もし一からやり直したとして、万が一1番下の階段すら登れなかったら。そもそも俺には階段を登る力すらなかったとしたら、どうしたらいいんだと言いました。笹森は麓郎さんと思い見守ります。半崎は困った顔をしながら、完全に自信を無くしてるよと思いました。
ヒュースは刻むんだと言いました。目の前の階段を登るのに必要な要素を、その一段の中でも更に細かく刻む。そして自分が登れるステップを作ると言いました。
例えばC級からB級下位に上がる一段だと、1番下から、敵と味方の配置を知る→行動の優先順位を学ぶ→地形の有利を使う→足を速くする、みたいな感じだ。
ヒュースは若村に、その行動を努力というと言いました。無言で顔が青ざめていく若村を見て、笹森は心配そうに麓郎さんと呟きました。
現実
若村は思いました。
やっと今気づいた。俺は怖かったんだ。自分が本物の無能だって事に。だから怖いからもっと手前で負けようとしていたんだ。怖いから、他人の答えを追っていたんだ。
これ以上無いほどの小さい階段を一段ずつ刻んでいって、馬鹿でも努力できるようにお膳立てされて。それでも壁を越えられなければ、救いようの無い無能という事の証明になる。
それを自分で確認するのが、1番怖いんだと思いました。
笹森・半崎は何も言わずに見守っていました。
自転車
ヒュースは、自転車に乗れるか聞きます。若村は急に話しかけられ、ハッとヒュースの方を見て自転車、と驚き疑問に思いました。
そして若村が乗れるけどと答えるとヒュースは、なら大丈夫。麓郎ならできると言いました。
若村が、自転車は誰でも乗る事出来るだろと言うと、ヒュースは俺は乗れないと言いました。笹森はえっと驚きます。半崎はマジか。カナダにも自転車はあるだろうと言いました。
ヒュースはムッと思い、前に遊真にこっちの世界は地面が平らだから自転車に乗れると便利と言ってたのを思い出しました。
そしてヒュースは、俺は山岳地帯出身だから山道に自転車はいらなかったからと言いました。笹森はそうなのかと言い、半崎はカナダの自然はすごそうだよなと言いました。
若村は、カナダはともかく日本では乗れて当たり前。それに同じ自転車でも、俺みたいに時速20kmで走る一般人と、時速60kmで走るガチの競技者じゃ全然違うと言いました。
するとヒュースは、この話には他人は関係ないと言いました。
大丈夫
ヒュースは、自転車に乗れるという事実が示しているのは、元々できなかった事が訓練をした事によってできるようになった事だと言いました。若村・半崎・笹森はそれを聞いて目を見開きます。
ヒュースは、別に自転車じゃなくてもいい。箸をうまく使えるでもいい。できるようになったという無数の事実を忘れないように。
そしてそれが自分にできる高さになるまで一段ずつ刻んでいけばいい。そうしたら必ず強くなれるから。
そしてそれが麓郎の自信に変わるからと言いました。
その日の夜。半崎は若村とツインベットの日でした。半崎は麓郎さんメンタル大丈夫なのかなと心配します。若村は一体何を思っているのか。
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ワールド・トリガー第246・247話の感想と次回予想
すごくためになる話だったなと思いました。アフトクラトルの話しや、修と遊真の話。いろんな話を振り返った話でした。ヴィザがヒュースに言った言葉がすごく厳しいけど分かりやすいなと思いました。これから麓郎が立ち直って、前に進み強くなったらいいなと思いました。
話は遡りモニター室。モニター室ではヒュースと若村の話、と言うかヒュースの話に賛否が分かれていました。
犬飼に許可を取ったのはいいけど、言い過ぎだったり、ちゃんとどうしたらいいのかを提示してすごいなど。
そして若村の残りの閉鎖空間試験の過ごし方が鍵を握ると言う人もいました。そして幹部陣の方でもいろいろ話し合っていました。
次回のワールドトリガーは、2024年11月4日発売のジャンプSQ.12月号に連載予定です。