私が恋などしなくても第11話（プチコミック2月号/1月8日発売に掲載）を読んだのでネタバレ・あらすじと感想をご紹介します！
漫画雑誌編集部を舞台に展開されるラブストーリーですが、どんどん熱が高まってゆく感じがたまらんですね！
恋を知らなかった結芽さんがどんどん恋心を募らせてゆく相手、成川さんは超イケメン。
イケメンすぎて〝第10回ananマンガ大賞イケメン博覧会特集″なるもので取り上げられちゃったそうですよ！
すごい！
続きは『私が恋などしなくても』の最新話のネタバレを含みます。
ご注意ください！
「私が恋などしなくても」を文字だけのネタバレでは物足りない！？
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| 『私が恋などしなくても』ネタバレ一覧 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 1巻 | 1話 | 2話 | 3話 | 4話 |
| 2巻 | 5話 | 6話 | 7話 | 8話 |
| 3巻 | 9話 | 10話 | 11話 | 12話 |
| 4巻 | 13話 | 14話 | 15話 | 16話 |
| 5巻 | 17話 | 18話 | 19話 | 20話 |
| 6巻 | 21話 | 22話 | 23話←NEW | |
前回のあらすじはこちら↓↓
前回は、謝恩パーティーでの出来事でしたね。
「二度目」がなかなかないまま迎えた年末。
自分が成川さんにそういう気持ちになってもらえない程度の女なのではないか、とどんどんネガティブになってしまう結芽さんの気持ちがなんとも言えず切なくて、力づけたい気持ちになりました。
そして、謝恩パーティーに超かわいいミニワンピで出席した結芽さんを見て、冷静さを失う成川さんがかわいかった。
一生懸命ちゃんと仕事してます風を装いながら、きっとすんごくハラハラしたりしてたんでしょうねー（笑）。
ラストには、結芽さんからのクリスマスプレゼントをもらって、泣いちゃう成川さんも超かわいかったですよね！（鼻血）
私が恋などしなくても 第11話のネタバレ
そんな風に、ラブラブな年末を迎えた2人。
成川さんからのクリスマスプレゼントは、香りがいいことで有名なコスメブランドのボディクリームでした。
オレンジの花の香りを選んだ成川さん。
試しに嗅いでみて、これが結芽さんだと思ったのだそう。
この、相手に「あ、自分の相手だ」とイメージぴったりの香りをプレゼントされるって、実はなかなかむずかしいんですよね！
うちも夫が香水をプレゼントしてくれることがあるのですが、大体「嗅いでみてるうちによく分かんなくなって」と言いますよ。どういうことなんだい、と思います（汗）。
ボディクリームを手のひらで温めて香りを立たせてゆくシーンの、なんとも色っぽいこと！
一井先生のエロって、なんとも独特ですよね。
このシーンを彩る結芽さんの心情吐露も、言葉のチョイスがとっても艶っぽい。
すごいなぁって、しみじみする冒頭でした。
とにかくなんともエロいというか、退廃的なにおいが漂うのに、どこかきちんとしている。そんな印象の残る冒頭です。
お正月休みは、成川さんと過ごしてずっとくっついていたのだろう結芽さんですが、そこには堕落というのとは違う、淫靡なにおいがしているように私は感じました。
だけど、どこかきちんと生活はしている。朝は起きてごはんを食べて、ベッドに戻ってもお昼と夕飯は食べて、そしてどこかにお出かけもきっとしただろう、というような、何と表現したらいいのか分からない〝きちんと生活をしている2人″の印象。
なんだか一井先生独特の色気だなって思いました。
さて、物語はお正月明け。
新年初の作家さんとの打ち合わせに臨む結芽さんですが、いつもよりもぐっと量を控えたのにオレンジの花の香りはどうしても漂ってしまうようで。
作家さんにもいい匂い、と言われ、気になって聞いた同僚にも、夜桜先生にもいい香り、と言われる結芽さん。
結芽さんから漂う香りと、それをまとっている結芽さん本人もとてもつやつやと輝いて見えるよう。
一般的に考えれば、本人が控えて控えてつけてきたそれは彼女が気にするような「スメハラ」には当たらないと思うけれど、相手は何しろあの成川さん。
それに、気難しい人もきっといるモノづくりの世界。
自分が〝彼氏からもらったボディクリームでスメハラを働いた″と思った結芽さんは、自己嫌悪に陥ります。
彼氏からもらったボディクリームかどうかなんて、気にする人はさほどいないと思うんですけどねぇ。モテる男と付き合ったことないから分かんないなぁ（←さっくり残念な発言）。
とにかく、結芽さんはこのボディクリームをしばらく封印することに決めます。
やるなら徹底的に、とテープで封をしようとしますが、ふと思い出したのはクリームをくれた時の成川さん。
自分のことを思いながら選んでくれた成川さん。
そして、その香りを一瞬で好きになった自分。
それを封印することは、成川さんへの恋そのものを否定するような感じがしたのでしょう。
だけど、文芸局に異動したいという夢の実現のためには、仕事をバリバリ頑張らなくてはいけない、と葛藤します。
うーむ、真面目。
だけどやっぱり思いきれなくて、クリームは成川さんの家に置いておいてもらうことにしました。
…それもどうなのかなって思うけど（汗）。
そして、仕事に打ち込もうと決めた結芽さんに、副編集長から成川さんが担当している中野原先生の記者会見に同席するように指令がくだります。
この度、3本目の映像化が決まったらしい中野原先生の作品。
制作発表などを結芽さんが経験していないから、と編集長が勉強させるように言ったそう。
中野原先生と言えば、謝恩会で結芽さんが嫉妬して成川さんと一緒に帰らなくていいように自分が送ると言い出すということがありましたね。
そのことを結芽さんは謝罪するけれど、泥酔状態だった中野原先生は、何のことやらという表情。
…問題飲酒者や…（汗）。
今日、結芽さんがここにいることの経緯を説明すると、そうかと納得しながら中野原先生は言います。
映像化してくれるのはありがたいことだけれど、いつまでたっても慣れることではない、と。
仕事は増えるし、自分はまんが描いているほうが楽しい、と言う先生に、成川さんも同意。
結芽さんだけが、その気持ちに共感できずにいます。
そして、結芽さんがもうひとつ気になるのは、作家さんの前では基本的に棒キャンディを舐めない成川さんが、中野原先生の前ではそれをすること。
いくら今日空気が乾燥してるからって、と思っているのでしょうか。
いつもしないことを、している彼を見るのは、そして彼と同じ気持ちでいる女性が彼の隣にいるのは、どんな気分なんだろう。
そう思うと、読者はなんとも切ない気持ちになりました。
制作発表では、結芽さんは関係者ではないので壇上にはもちろん上がれず、遠くからそれを見るだけ。
成川さんと中野原先生が作り上げた強固な作品が、目の前で一大コンテンツとして走り出す風景を見た結芽さんは、初回の頃の頑なな悔しさもありつつも、何かすこし別の気持ちもあるようです。
制作発表が終わって、控室に戻ってきた成川さん達。
彼らを迎えた結芽さんはお仕事モードでにこやかなのだけれど、中野原先生が当然のように成川さんにキャンディを渡す様子と、そのやりとりに触れると、とても冷静ではいられなくなってしまいました。
この時の、一井先生の表現！
本当ならば、夢の為に成川さん達の食事にもう同行して話を聞いたり、質問してみたいことも聞いてみたりしたかったろうし、するべきなのだとも分かっているけれど。
彼と多くの時間を共有してきた女性－たとえ仕事相手であろうと―と一緒にいることが、どうしてもできなくなってしまいます。
そうして、嘘をついて彼らから離れようとする結芽さんに、成川さんは仕事の連絡を装ってあるものを渡します。
あとでね、というささやき声とともに渡されたのは、つい先ほど先生から渡されたアメ玉と、成川さんの部屋のカギ。
真っ赤になる結芽さんですが、それを見た成川さんはとっても嬉しそう。
きっと、結芽さんが会社に戻ると言うことの理由が分かったんですね。
すげーな、恋愛上級者…！（ムンク）
去りゆく彼らを見送りながら、結芽さんはもうこのどうしようもない感情を知らなかった頃には戻れないのだ、と崩れ落ちてしまいます。
このシーンの、きらめきの美しさ！もう、ああこういう風に見えるんだな、そしてこんな空気の中にいるみたいな気持ちになるもんな、としみじみする表現です。
この時渡された合い鍵を使って、結芽さんが待つ部屋に帰ってくる成川さん。
この、おどおどしたようにドアを開ける結芽さんのコマが、今回私が一番好きだったシーンでした。
おどおどっていうか、どきどきっていうか、いいのかな、ここを開けてもいいのかな、とわくわくしているような、だけど怒られたりしないかな、とハラハラもしているような、そんないろんな感情がいっしょくたになった子どもみたいな表情。
そんな結芽さんを優しく抱き締める成川さんと、お布団に入りながら結芽さんはあることを告白します。
それを聞いた成川さんの言葉は…？
というところで、今回はおしまいです。
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私が恋などしなくても 第11話の感想
イヤハヤ、なんだかすごいことになってきたんじゃない、というのが初回読み終えた時の感想でした。
結芽さんが、なんだか脱皮していくような感じがするの私だけですか？
文芸局に異動する、そのことだけを追い求めていた初回は、ガッチガチの鎧を着ていた結芽さんですが、成川さんに恋をして、その鎧がちょっとずつ割れて、今回はそれがガラガラッと一気に壊れ切った感じがしました。
鎧に守られていたひとは、一体どんなひとなんだろう？
それがまた次回へのお楽しみになっていく感じがしました。
結芽さんは、次回はどんな表情を見せてくれるのでしょうか。
楽しみすぎる次回「私が恋などしなくても」12話は、2/7発売のプチコミック3月号です。
