マーガレット16号に掲載の僕に花のメランコリー第62話のネタバレと感想です。
第9巻に収録されています!
前回は、「弓弦とお泊り」を意識しすぎた花をからかった弓弦に花がこれまでの葛藤を大爆発させて涙を浮かべながらお布団の虫になってしまうところで終わりました。
今回は、そんな花に優しく声をかけながらお布団ごと花を弓弦が抱きしめるシーンからスタートします。
ここからはネタバレです、ご注意ください。
前回のネタバレと感想はこちらに!
これまで花の方にも色々な葛藤や恥ずかしさや愛おしさがあったように、弓弦の方にも色々な葛藤があったわけで、簡単にはいきません。
弓弦はお布団の虫の花をぎゅううと抱きしめたまま、のしかかって行きます。
これは重い!高校生男子一人の体重をがっつり乗せられたら花も拗ねてるよりも重さに耐えられず、思わず「おーもーいーっ」と叫んでしまいます。
なんとか逃れようと脚から布団から出ようとするのですが、弓弦がその足を撫でて、さらに花の気持ちは布団の虫になってしまいます。
そんな花を静かに見つめて、自分が「ちゃんと(・・・・)嫌がれよ?」と煽ったせいだよな、と詫びるように言います。
自分が強引に一泊旅行に決めて、花に「そういうこと」を意識させてしまったことを、「…悪かった」と詫びて、「今日疲れただろ もう寝ろ」と布団の上から花をぽんと労わります。
やがて、弓弦が離れて行く音がして、畳に横たわる音が聞こえた花は布団の虫をやめて電気を消して、弓弦のそばに行きます。
そんなところで寝たら体痛くなるからちゃんとお布団に入ってほしいと伝え、髪を愛おしそうに梳くと、弓弦が「また子共扱いかよ ムカツク」と言いながら、とつとつと自分の花に対する気持ちを告白します。
前にも「好きだ」は伝えたけれど、それだけではない、愛おしさがそこにはあふれていました。
花を絶対に傷つけたくない。失敗しないように、ずっと考えていたこと。
花はそれを聞いて、「私は壊れものなんかじゃないですよ…?」と指を弓弦に伸ばしますが、弓弦は「大事なんだよ」と言いながらその指を大事に大事につかみます。
荒れ果てていた頃の弓弦には、花はもう二度と話したり触れたりすることのできない、一生弓弦の記憶の中の宝物で。
「今 こうしてここにいる事が 奇跡みたいなもんなんだ」
これを聞いて胸が締め付けられない女子がこの世にいるのか…!?
花は、弓弦を大事に振り向かせて、初めて自分からキスをしました。
「自分からするのって こんなに恥ずかしいんですね…」
でも、どうしてもキスしたくなったのだと一生懸命伝える花。
花は、弓弦が可愛くて可愛くてたまらなくなったそうで、もう胸に抱えきれない愛おしさがキスという形になったことを説明したいのだろうけど、何しろ花ですからうまく言えずに口ごもります。
弓弦はそんな花に「それだけで 足りんの?」と体を起こして聞きます。
花はその言葉に導かれるようにキスをもう一度しますが、それ以上はもう自分からするのは無理で、「いじわるしないでください」と弓弦の胸元に頭を付けてしまいます。
弓弦は、花の髪留めを取りながらキスをして、花の浴衣を脱がせていくのですが、恥ずかしさのあまり思わず花は止めてしまいます。
そんな花の手を取りながら、「やだ もう待てない」という弓弦のセリフでこの回は終わります。
僕に花のメランコリー第62話の感想
…きゃー!ていうか弓弦の手なれた様子にぎゃー!
読者は壊れます、小森せんせい・・・
この先花の為にどう生きるかを真剣に考え始める弓弦の決意もあったわけですが、ふたりの関係が大進展していくことにε-(´∀`*)ホッ
この第62話までが収録された9巻は読みごたえ満載でした♪
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