マーガレット11号(2018)に掲載された僕に花のメランコリー第57話のネタバレと感想です。
第9巻に収録されています！
前回のラストでかかってきた花からの電話を受けて、「はい 花？」と答える弓弦と、「弓弦くん？」と言っただけの花の声を聞いて頬を赤らめる弓弦が大変愛おしいスタートとなります。
打ち明けられた気持ち
前回のおさらいはこちら
電話でお互いの所在を確認し合う二人。
その後、弓弦は花をデートに誘います。
戸惑う花に、おまえの行きたい所に行こうと弓弦は話します。
弓弦は、自分の過去を全て花に話すつもりでいるようで、通話の終わったスマホを見つめます。
一方の花も、何かを感じているのか同じようにスマホを見つめていました。
学校帰りのデートに花が選んだのは、動物を好きなだけ触れ合えるペットショップのようなところでした。
弓弦はポーチを受け取って花のところにやってきて、
「弓弦くんが持ってるの何ですか？」
「フクロモモンガ？」と答えたところでフクロモモンガが顔を出して、花は可愛さに大興奮です。
弓弦の指をカジカジするモモンガ、そして弓弦の足元にはウサギがすり寄っていて、花は大喜びです。
いい人には子どもや動物が懐きますもんねー。
帰り道、カルガモの親子に群がる人だかりに、弾き飛ばされてしまう花を弓弦が抱きとめます。
「はは…はしゃぎすぎ…ですね…」と作り笑いをする花に、弓弦は「少し歩くか」と手を繋いで歩きだします。
そのまま二人は、どうということのない話をします。
しかし花はずっと気になっていた「弓弦は今年田舎には帰るのか」という質問をします。
弓弦の答えは、
「帰るよ その時は、おまえも一緒に連れて行こうと思ってる…性懲りもなくな」
というものでした。
弓弦はそのまま過去のこと、不安な気持ちを話し続けます。
しかし花は
「けど それでも 大丈夫ですよ 私なら」
と言い、弓弦のシャツをきゅっと握って「行きましょうね 一緒に」とほほ笑みますが、振り返った弓弦と目が合った途端に涙がこぼれてしまいます。
ふと、弓弦がなぜ今日あの店に行きたかったのかと花に理由を聞きます。
「弓弦くん癒されるかなって思って…」
「癒し？」
「癒されなかったですか？」
と花は意外そうに答え、失敗したか…というように困惑顔＾＾；
弓弦はそんな花の頭にぽんと手を置き、愛おしそうに見詰めながら花の天然パーマをイジります。
花は髪が湿気でくるくるになってしまうことを気にしちゃうのです。
怒る花のおでこに弓弦は自分のおでこをくっつけて
「はいはい 悪かったな」と髪をなでながら言います。
まだ怒ってる花に
「クレープ買ってやるよ」
と言う弓弦に
「太るからいいですっ」
と断る花。
このやりとりがかわいらしいページの終わりには、弓弦の〝うん 癒された″の心情吐露が。
花の言った「大丈夫ですよ」を思い出しながら、〝俺も おまえがいれば大丈夫″という弓弦の心情吐露でこの回は終わりです。
僕に花のメランコリー第9巻第57話の感想！
なんとかわいい回だったのだろう。
と読み終えてぷるぷるしてしまいました。
お互いの存在がかけがえのないものになって、絆で結ばれていっているのがこれまでの長い経過を思うともう泣けます…！
次回はお墓参りをめぐっていよいよ花の家族と弓弦のご対面です！
