執事・黒星は傅かない37話（花とゆめ13号・2021年6月5日発売に掲載）を読んだのでネタバレ・あらすじと感想をご紹介します。
オリヴァーの母への愛情が溢れていたのだとわかりました。
実は黒星、色んなことから逃げていたようです。
これから先は「執事・黒星は傅かない」36話のネタバレになりますので、ご注意ください。
最新話やこれまでのあらすじを読むなら⇒⇒《執事・黒星は傅かない》ネタバレ一覧
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| 『執事黒星は傅かない』ネタバレ一覧 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
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執事・黒星は傅かない37話のネタバレ～紫のおかげで・・・
大したことなくてよかった
実はオリヴァーの病気は、盲腸でした。
そのための入院と手術で、さっき倒れたのは熱中症だそうです。
今病院で、処置をしているから心配はいりません。
そんな状況に、沸々と怒りが込み上げてくる黒星。
術後の経過は良好で、問題なければ明日退院でした。
ところがオリヴァーは、1日も早く息子に会いたいと言って無理に退院したそうです。
結果的に、明日は退院できるでしょう。
一安心して、病院を出た2人。
紫は大したことなくて、よかったと言います。
さっき紫がいなければ、きっと黒星は冷静になれていなかったでしょう。
紫にお礼を言って、手を繋ぎました。
行かなきゃいけない！！
邸に戻り、病院から連絡を受けていたスティーヴンは2人を出迎えます。
大したことなくてよかったと微笑むスティーヴン。
そんなスティーヴンに、黒星はまた怒りが込み上げてきます。
西園寺家に送られてきた手紙には、オリヴァーが今にも死にそうな内容でした。
それが、ただの虫垂炎・・・
スティーヴンはしらばっくれて、その場をしのぎました。
とにかく、今日の仕事が休みだと確認する黒星。
行かなければいけないとこがあり、紫を連れて時間をもらいました。
さっき、オリヴァーから渡された鍵。
紫は、母からの手紙を見に行くのだと確信しました。
幼き日の思い出・・・
2人は山道を歩き、離れの家に行きました。
これが黒星の生家。
中からはオリヴァーの現在の妻でありマリウスの母、グロリアが出てきます。
3人は挨拶を交わし、グロリアは手紙の入っているチェストへ案内しました。
黒星が訪ねて来たら、案内するように言われたそうです。
そしてグロリア、案内が終わりオリヴァーの病院へ出かけました。
手紙を取り出した黒星ですが、ここでは落ち着かずに当時使っていた部屋へ向かいます。
部屋は当時のままで、紫は感慨深く感じました。
小さな制服や、当時の教科書が残っています。
紫は教科書を、ペラペラとめくりました。
すると中には、落書きや中傷の文字。
黒星はスクールに居場所はなく、ここにいていい人間ではなかったのだと話しました。
ベッドに座り、手紙を開く黒星。
紫を呼んで、横に座らせます。
読んでしまった手紙を、黒星は紫に渡しました。
まさか、読ませてもらえらるとは思わなかった紫。
その手紙には、響子から黒星とオリヴァーへの愛情が溢れていました。
紫は、涙を流しながら読んでいきます。
怖くて逃げた・・・
母はウィンターソンを出た後、オリヴァーのことを一切悪く言うことはありませんでした。
再婚の手紙を受け取り、母は涙を流したのです。
このことがきっかけで、黒星は母の代わりにオリヴァーを恨むことにしました。
でもそれは建前で、ただオリヴァーに八つ当たりをしたかっただけなのかもしれません。
幼い頃のことも、すべてオリヴァーのせいにしました。
ここを出る時、今までの自分を置き去りにして逃げたのです。
母が具合悪い時、家族を顧みるはずのない父は母に優しく声をかけていました。
ですがその時は、オリヴァーのことを信じることができなかったのです。
黒星の知らないところで、両親の間には愛があったことを初めて知りました。
ならば、2人の仲を切り裂いてしまったのは自分。
黒星のために日本に帰った母を、守ることはできませんでした。
その答えに辿り着くのが怖くて、黒星は今まで逃げていたのです。
親子3人の、愛情が深かっただけですれ違い苦しむ黒星。
紫はそんな黒星に・・・！？
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執事・黒星は傅かない38話の感想と次回予想
紫のおかげで、オリヴァーと黒星のわだかまりが少し解けました。
まだ100%、オリヴァーのことを許せないと思います。
ですが手紙のおかげで、ちゃんと家族の中に愛情があったことを確信できました。
母の死で、黒星は自分を責めてしまうでしょう。
これからオリヴァーとの時間を少しずつ取り戻すことで、母も喜んでくれるはずです。
オリヴァーが元気になったら、これまでの時間を取り戻して欲しいですね。
「執事・黒星は傅かない」38話は、6月18日発売の花とゆめ14号に続きます。
