パーフェクトワールド10巻のネタバレ！最新刊は不妊治療を始める二人の苦悩

パーフェクトワールド10巻が11月13日に発売されました！

さっそく読んだのであらすじ・ネタバレ・感想をまとめました。

最新刊では結婚をしたつぐみと樹は子供について考え始めます。

不妊治療を始めますが、つぐみは徐々に精神を疲弊させ…？

不妊治療の果てに、二人が選んだ選択とは？

続きは「パーフェクトワールド10巻」のネタバレになります。

ご注意ください！

パーフェクトワールド9巻のあらすじ

パーフェクトワールド 9巻のネタバレと感想！最新刊は幸せな2人の姿

つぐみの父に認めてもらおうと奮闘する樹。

なかなか認めてもらえませんでしたが、遂につぐみのことを頼むと樹に言うつぐみの父。

そんな中、樹はつぐみにプロポーズ。

二人は幸せな気持ちで結婚式を挙げたのでした。

おす

ネタバレだけじゃ物足りない！

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パーフェクトワールド10巻のネタバレ！

夏、つぐみの父の49日を迎えていました。

つぐみと樹の結婚式から一か月、つぐみの父は容態を悪化させそのまま帰らぬ人となったのでした。

「つぐみの幸せを見たら満足したのかも」と誰かが呟きます。

本当にせっかちな人と言うのはつぐみの母です。

式の後、父が「本当に良かった、もう十分だ」と繰り返していたことを思い出すつぐみ。

ふと、つぐみの姪っ子たちが無邪気に「つぐみちゃんの赤ちゃんはいつ来るの？」と尋ねてきます。

咄嗟に答えに窮したつぐみでしたが、姪っ子たちがいなくなった後、フォローするかのように母は「あなたたちが幸せに暮らしていることが何よりの願い」だと伝えます。

気を遣ってもらったのかなと思いつつ、大切なことを先送りしていることを自覚するつぐみ。

自分達の子ども

ある日、二人は晩酌を交わしながら子供のことについて話します。

「可愛いと思うけど…」と言い淀むつぐみの言葉を引き継ぐように「大変だと思う」とはっきり言う樹。

もし二人が子供を作るなら人工授精という形になります。

しかし樹は骨髄を損傷した際、精子は保存しておらず今では状態が悪くなっている可能性があります。

つまり子供を作るとしたらそんなに時間がないのです。

そんな大変な治療をしても子供が出来ない可能性も…。

樹と一緒ならば…と思う一方、今の生活と治療・その先の事を両立できるか不安に感じるつぐみ。

考え込むつぐみに、樹は優しく「今の日常が何より大切だと思っている」とキスをしました。

ベッドの中、自分たちのやり方で愛を確かめる中、つぐみは今のままで十分かもしれないと思い始めていました。

親子

そんな中、週末に車イスバスケの見学会が開かれました。

そこには石橋の息子の風太の姿が。

石橋の妻曰く「奇跡の子」だという風太は、父の石橋とひょんなことから口論に。

外で泣いている風太をつぐみと樹が見に行きます。

両親は自分の気持ちを分かってくれない、と本音を漏らす風太に、樹は本気の想いを分かってもらうのは簡単じゃないと諭します。

つぐみと樹は風太と手を繋ぎながら皆の所へ向かいます、まるで親子のように——。

風太が二人の手を離れたところで、樹は「やっぱり子供作ろう」と。

「これから大変になるね」と言いつつも微笑むつぐみ。

早速病院に行き色々説明を受ける二人。

脊髄損傷から時間は経っていましたが、取り敢えず何度か治療を受けられるということに安堵する樹。

気持ちの区切りやお金のこともあるので、治療の回数は決まっているほうが良いかもと言うつぐみ。

樹の手術の結果、治療は4回と決めました。

治療のために仕事を早退し帰りが遅くなるつぐみに、夕飯を作ってあげる樹。

つぐみは感激しつつも「無理はしないでね」と気遣います。

治療中もあまりプレッシャーを感じず、普通に過ごそうと決める二人。

一度目の治療で胚移植手術の段階まで進み、苦しい手術を受けつつも赤ちゃんが出来るかもしれないという期待を抱きます。

しかし結果はダメでした。

そうだよね、と思いつつも虚脱感を覚えるつぐみ。

確かに前進しているという手応えはあったのに、結果が伴わなかったことが彼女を不安にさせていました。

横になり、本当に樹の子供を産めるんだろうかと思うつぐみ。

焦りと不安

二度目も失敗し、続けるどうかを聞かれたつぐみは「やります」と即答。

ですが短いスパンで治療を行うことを樹から「もっと間を空けてやった方が良いんじゃないか」と心配をされますが、年齢の事もありつぐみは焦った様子。

苛立ちを募らせ感情を昂らせていたつぐみは我に返り樹に謝りますが、樹は「今辛い思いしているのはつぐみなんだから」と優しく諭します。

「あんまり焦らないで」と抱き寄せる樹に甘えるように縋るつぐみ。

ネットで何か情報が無いか探すも、不妊治療の果てに離婚したというケースを見つけますます不安になるつぐみ。

不妊治療経験者の石橋の妻の所へ相談に行きます。

そこに石橋が呼んだアヤという、同じく不妊治療中の女性が現れます。

現在40歳のアヤは、元々夫婦ともに子供に拘っていた訳ではありませんでした。

年齢と共に子供の存在が大きくなりこのままでは後悔するのではないかと思い治療に踏み切りました。

つぐみも自分の気持ちを吐き出します。

5年間治療してきたんだから今更引き返せない、形が、結果が欲しいと強く言うアヤに共感を覚えるつぐみ。

今彼女たちが抱えている虚しさは、妊娠することでしか癒せないものなのでした。

3度目の…

アヤや御守りを送ってくれた母に力を貰う中、つぐみは3度目の治療でついに超初期妊娠の段階まで辿り着きます。

妊娠を示す数値がやや低く、薬を継続し次の検査で無事育っていれば晴れて正式に妊娠です。

しかし数日後、反応は消えてしまいつぐみは化学流産してしまっていました。

自分を責めずにはいられないつぐみ。

樹が慰めようとしますがそれを受け入れられず、つい「他の人と違うから」と口走ってしまいます。

樹も「つぐみが選んだのが自分ではなかったら」と言う気持ちを抱きます。

すれ違う中、アヤから「話したいことがある」という連絡を受けるつぐみ。

妊娠報告だったらと躊躇するつぐみに、樹から出かけないかと誘われるつぐみ。

行先は二人が再会した居酒屋でした。

樹がカッコよくなったことにときめき、車イスになったことにショックを受けた場所。

二人にとっては大切な場所でした。

樹の優しさを感じるつぐみ。

帰り道、奇跡のような確率で再会したのだから最後の治療も頑張れると思うように。

2人の決断

次の治療も結果は出ませんでした。

つぐみは治療を止めることを決断。

願っても叶わないことを知ったつぐみは、樹が味わった思いを少しは知ることができたのかもしれないと思います。

アヤに会うと、その経緯を正直に話すつぐみ。

アヤもまた、つぐみにマウントを取ろうとしていたことや先に越されるのが嫌で妊活友達を作ってこなかったこと、そして不妊治療を止めたことを正直に打ち明けました。

そしてアヤは特別養子縁組という新たな選択肢を考えていることを告げます。

特別養子縁組について樹がどう思うか考えるつぐみ。

元の穏やかな日常に戻りつつある中、つぐみはそのことについて話せずにいました。

しかし二人共に子供についてまだ引きずっている部分があると感じ、特別養子縁組について切り出します。

特別養子縁組を結ぶことは決して容易ではありませんが…。

自分が産んでいない子を愛せるのかと思うつづみに、樹は養父への思いを話し出します…。

パーフェクトワールド10巻の感想

出来れば二人の血の繋がった子供を見たいと思っていましたが…。

そう簡単なものではありませんでした。

止める決断を下した二人でしたが、思いがけない提案が降ってきましたね。

不妊治療も大変でしたが、養子縁組も色々とハードルが高そうです。

二人はどんな決断をするのでしょうか。

果たして樹は何を話したのか？

それは実際に読んで確かめてみてくださいね。

パーフェクトワールド10巻のネタバレ！最新刊は不妊治療を始める二人の苦悩

パーフェクトワールド9巻のあらすじ