実写映画化もされた「パーフェクトワールド」の第2巻のネタバレと感想です。
偶然再会した、初恋の同級生が車いすに。。。
それでもやっぱり彼の力になりたい、一緒にいたいという真っすぐな気持ちをぶつけます。
誰とも付き合うつもりのなかった車いすの青年『樹』ですが、『つぐみ』の真っ直ぐさに惹かれ付き合うことに!
つぐみは障害のある樹を支えることができるのか・・・。
気になる続きはネタバレになります。ご注意ください。
パーフェクトワールド第2巻のネタバレ
前巻のおさらいはこちら。
引用元:パーフェクトワールド第2巻より
付き合うことになった樹とつぐみ。
樹の入っている車椅子バスケのチームメイトである晴人と、晴人の彼女である舞花の4人で江ノ島へ出かけます。
江ノ島の景色を見る為、上まで登ろうとしますが車椅子の樹と晴人には階段を登ることができません。
車椅子のふたりをつぐみと舞花で上まで押して連れて行きます。
一番上まではあがることはできませんが、上まで上がる途中の景色が綺麗に見えるところで休みます。
座って休んでいると樹から、付き合い始めた記念にとネックレスをプレゼントされます。
プレゼントをもらったつぐみは思わず涙します。
本当は少し不安で、樹は優しいから自分のことを突き放せなくて無理に付き合っているんじゃないかと思っていたというのです。
つぐみの気持ちを聞いた樹は人前であることを気にすることなく、つぐみにキスをします。
江ノ島に行った日から、樹はある夢を見るようになります。
その夢とは、両足で立って自分で歩けるようになる夢・・・。
事故直後も見ていたという歩けるようになる夢、歩けている自分を見ますが目が覚めると動かない足がある、そう話す樹。
つぐみといると楽しい、すごく幸せだと感じますが、感じれば感じるほど歩ければできたはずのことを、歩ければ一緒に見れたはずの景色をつぐみにしてやれないことが辛くなると言うのです。
そして、死ぬほど歩きたいと・・・。
それを聞いたつぐみは、樹の入っている車椅子バスケのチームメイトである石橋さんの奥さんに相談します。
歩きたい気持ちは年を取るごとに大きくなる、だけど解決策はないから祈り合いをつけてやっていくしかない。
障害を負った人はパートナーを幸せにできているか不安もあると思う、でも自分だって相手の支えになれているか不安はずっとある。と・・・。
障害を持った人が周りにいないから簡単に考えてしまうけど、障害を持った人と向き合うのはここまで難しいことなんだと思いました
(;_;)
それでも支えてあげたいという気持ちで樹と付き合ったつぐみは、本当にえらいですよね!
樹を見ていると、健常者ばかり見ていて気付けていないありがたみなども気付けそうな気がします。
石橋さんに相談をした2日後、つぐみと樹は一緒に車で里帰りをします。
ふたりで車で地元に帰るのは、夏にあった同窓会以来。
その頃は、まさかふたりが付き合うとは思っていませんでした。
車中、つぐみは樹がまだあの夢を見ていないか聞きます。
もう大丈夫という樹、心配かけていることを謝りますが、つぐみは樹が正直に伝えてくれたことが嬉しかったと言います。
これからも何かあれば言ってほしいと。
すると樹は、分かち合ってくれる人がいるのはすごく嬉しい、自分は幸せ者だとつぐみに伝えます。
ふたりで話しているとあっという間につぐみの実家の近くに到着します。
また初詣で、と話をしていると・・・
つぐみの父親と姪っ子が出てきます。
突然の父親にびっくりする樹ですが、車中からきちんと挨拶をします。
実家に帰ったつぐみは、彼氏はいないのかとお兄さんから聞かれます。
すると答えたのは姪っ子!「いるよね!昨日一緒にいたもんね、ねぇおじいちゃん」と・・・。
聞かれたことで正直に答えるつぐみ、樹が事故にあって車椅子に乗っていることも両親に伝えます。
それを聞いた両親の顔色が変わり・・・話もろくにしないまま終わってしまいます。
そのままつぐみが帰るまで、父親と話をすることはありませんでした。
翌日樹と樹の両親と初詣に来たつぐみ。
そこで樹の父親が小学生の頃に亡くなり、現在の父親は母親の再婚相手であることを知らされます。
それを聞いたつぐみは、自分たちはまだ話していないことがたくさんあるみたいだと、思ったことを素直に樹に伝えます。
樹はつぐみを実家に送った日、自分が車から降りなかったことでつぐみの父親が気を悪くしていないか心配をします。
そこでつぐみはふたりのことを話したと、樹に伝えます。
すると樹の口から「今度会ったときは、必ず俺からきちんと挨拶するから」と。
お参りをしたふたりは、樹の両親とはぐれてしまいます。
探そうとしているとき、つぐみが何者かから押されてしまいます(゜o゜)!!
犯人は学生時代の友人、是枝。
樹も知っていますが、話をしたことがないからかすぐに引き上げます。
ふたりの後姿をじっと見つめる是枝。
なにを考えているのか・・・。
地元から東京に帰ってきたふたり。
そのまま樹の部屋に一緒に行くつぐみですが、樹の部屋には・・・
ヘルパーの長沢さんがいました。
樹は長沢さんにつぐみのことを紹介します。
すると笑顔で挨拶をしてくれた長沢さんですが・・・
洗面所でつぐみとふたりきりになると、
「もう彼女作らないって言ってたのにな、付き合ってどのくらい?」など
彼女の前では普通言わない一言を添えて聞いてきます。
さらに
「樹くんのことで分からないことがあれば何でも聞いてね。私は彼が一番苦しみもがいている時期も死んでしまいそうだった姿も全部見てきた。
心のことも身体のことも、付き合いたてのあなたなんかよりずっと理解しているから」
とつぐみをけん制してくるような発言。
散々嫌な態度をとって帰っていった長沢さん。
自分と違って樹のことを何でもできる長沢さんに嫉妬をしてか、思っていることを素直に樹にぶつけるつぐみ。
すると樹は長沢さんとのことをつぐみに話してくれます。
樹は長沢さんが自分に想いを寄せてくれていることに気がついていないのです・・・。
パーフェクトワールド第2巻の感想
意図せずに親との対面。ドキドキですよね。
しかも自分の娘の彼氏が車椅子に乗っていると聞いて、良い顔をする親は少なそう。。。
つぐみの気持ちも両親の気持ちもわかって、とてもつらかったです。
事故により障害者となってしまった樹と、それを支えたいつぐみ。
感動するところも、ついクスっと笑ってしまうところもある素敵な漫画です。
無事に付き合うことになったふたりですが、樹のヘルパーさんである長沢さん、初詣で再会した是枝・・・・
このふたりの登場に樹とつぐみのこれからが少し心配になってしまいます(;_;)
邪魔だけはしないでくれと願うばかりです・・・。
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