パーフェクトワールド第1巻のネタバレと感想!支えあう感動マンガ

「パーフェクトワールド」は、有賀リエ先生による元同級生との切ないラブストーリー。

 

大学時代、交通事故にあってしまった鮎川樹と、そんな鮎川が初恋の川奈つぐみが、思わぬところで再会をし再び恋に落ちてしまうお話です。

 

映画化もされ、ますます目の離せない物語となっています。

続きはネタバレになります。ご注意ください!

パーフェクトワールド第1巻のネタバレ


引用元:パーフェクトワールド第1巻より

インテリアデザイン会社に勤めている川奈つぐみ26歳。

つぐみは取引先の設計事務所との飲み会で、高校時代に好き(初恋)だった、鮎川樹と再会をします。

 

高校生の頃に好きだった相手、しかもそれが初恋の相手ともなると再会したことに浮かれちゃいそうですよね( *´艸`)
しかも取引先にいるとか・・・運命感じてしまいそう(笑)

 

再会を果たしたふたりですが・・・鮎川は大学時代、交通事故にあい車椅子なしでは生活できない身体になっていたのです。

 

再会を喜んでいたのに、突然そんな姿を目の当たりにしてしまうと驚きますよね(;O;)
驚くなと言われるほうが、無理だと思います・・・。樹自身気にしていないからだとは思うけど、
軽くでもいいから教えてほしいですよね(>_<)

 

聞くとやっぱり驚いてしまうけど、急に目の当たりにするよりかは良いのに・・・。

翌日、社内で飲み会の話になりますが、同僚から驚きの言葉が・・・。

 

「私は車椅子の人とは恋愛は無理かも」と。

無理って、そういう言い方はどうなの?と、つぐみは言いますが・・・

「だって簡単な気持ちじゃ付き合えなくないですか?」と返ってきます。

 

確かに簡単な気持ちでは付き合えないかもしれないけど・・・

 

わたしもつぐみと同様、そんな言い方は良くないと思いました。
同僚は鮎川のことを知らないからそういう言い方ができるのかもしれないけど、もう少し言葉を選ぶべきですよね(-“-)

 

もし自分の高校時代の元カレとか好きだった人、今付き合っている人が車椅子生活を余儀なくされたら・・・
今と同じことが言えるのかな?と不思議に思いました(>_<)

 

同僚にそんな言い方は・・・と言ったつぐみですが、思いがけない鮎川との再会に胸が高鳴ったのに、鮎川が歩けないと分かった瞬間、一歩引いてしまった自分がいたのでした。

 

そんなことを考えながら鮎川の働く取引先へ向かいます。

好きだった人が働いているところに行くのは、ウキウキするはずなのに、飲み会でのこと・・・

 

komaru

同僚の言葉を思うとなんだか行きにくいですよね(;O;)
仕事だから仕方がないのかもしれないけど、そこでちゃんと明るく振る舞うつぐみは偉いと思いました。

鮎川のいる取引先を訪問したつぐみ。

仕事が終わったふたりは、鮎川の誘いでご飯に行くことに。

 

お店に行きながら、つぐみは高校時代のことを思い出します。

ふたりで本を読みながら夢について話したこと、高校時代から鮎川の夢は建築士になることでした。

 

そんな鮎川につぐみは、本当に夢を実現させてすごいといいます。

 

夢を叶えられるって本当にすごいことですよね^^ 私も夢はありましたが、叶えることができませんでした(>_<)
まっすぐに自分の夢に向かって突っ走ることのできる、鮎川は本当にすごいと思いました。

 

鮎川を褒めたつぐみですが、自分の夢は叶えることができませんでした。

高校の卒業制作が地元の展覧会で入賞をしたとき、自分の夢は必ず叶うと信じて疑わなかったつぐみですが、絵を仕事にすることを諦めてしまいました。

 

だけどその夢を諦めたことが、今に繋がっているといいます。

今はとにかく勉強をして、インテリアの仕事に入れてもらえるように・・・。

 

そんなつぐみに鮎川は、自分の事故のことを話し始めます。

大学3年生のとき、雨の日に自転車に乗っていて車にぶつかり、脊髄損傷。

そして歩けなくなったと言います。

 

だけど建築士になるという夢は諦めたくなくて、資格をとって今の会社に入社させてもらうことができた。

そんな自分は本当に幸運な人間だと・・・。

 

naki

事故にあい、歩けなくなったにも関わらず、自分を幸運な人間だと言える鮎川は強いと思いました。
私なら歩けないと分かった瞬間から、自暴自棄になってしまいそうなのに(/_;)
神様は本当に意地悪だと思うけど、そうやって乗り越えられる人だから、そういうことになってしまったのかな?とも思いました。

お店についてご飯を食べているふたりの元に、鮎川の同僚であるナベさんが(*’▽’)

ナベさんはふたりを見るなり、そういうことか!と(笑)同級生の再会、そら恋も芽生えるはな・・・。

 

そんなナベさんに、つぐみは「わたし別にそういうつもりはないので!」と真面目に返してしまいます(笑)

そう言うつぐみに鮎川は、「俺は誰とも恋愛する気ないから」と言います。

つぐみをそういう目で見ることはない。だから安心して。と・・・。


引用元:パーフェクトワールド第1巻より

いくら好きだったと過去形でも、そう突き放す言い方をされると寂しいですよね”(-“”-)”
つぐみもそういうつもりはないと言ってしまったけど・・・だけど・・・となんかすごく悲しい気持ちになってしまいました(笑)

 

つぐみは上司から鮎川が入院したと告げられます。

 

病院へ急ぐとそこには鮎川の同僚のナベさんが。

鮎川が高熱を出して倒れた、ひどい褥瘡ができていたらしく手術になるかもしれないと聞きます。

この前まであんなに元気だった鮎川ですが、脊髄損傷者は突然体を壊す場合があるから仕方がないと言われます。

 

褥瘡とは、ずっと同じ体勢でいると血流が圧迫されて皮膚が死ぬことを言うそうです。

車椅子生活だとずっと座りっぱなし、寝っぱなしになってしまうから仕方のないことなんですかね・・・。

とても大変そうで、つぐみと同様、鮎川がとても心配でした(*_*)

 

入院する鮎川ですが、仕事の締め切りのことが気になって仕方ありません。

そんな鮎川に2日間付き添い、つぐみが仕事を手伝うことに・・・。

 

頑張りすぎる鮎川を止めるつぐみですが、自分には次がある保証がない。

いつ死ぬかもわからないから今やらないとダメなんだと・・・。

 

そんなことを言われてしまうと止めようにも止めれないですよね(/_;)
いつ死ぬかもわからないなど、さみしいことは言わないでほしいけど・・・
それは鮎川にしかわからないことだし。そんな鮎川についているつぐみはとても偉いと思いました(;O;)

 

ふたりで協力して出来上がった鮎川の仕事。

鮎川からつぐみにお礼を言いますが、つぐみの気持ちに変化が現れました。

あの頃(高校時代)に閉ざしていた感情が止めることなく溢れてきたのです・・・。

パーフェクトワールド第1巻の感想

第1巻からこのようなお話だと、次が気になって仕方がないですよね^^;

初恋の人が障害者になっていた、そんな彼を支えたいつぐみの気持ちもわかるし、もう恋愛はしないという鮎川の気持ちもわかる・・・。

 

すごくもやもやしますが、ふたりの距離感にときめきもある漫画です。

パーフェクトワールドは、杉咲花さんと岩田剛典さん主演で映画化もされた注目の作品となっています。

涙なしでは見られないと思いますが、とてもおすすめの漫画です!

 

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