プチコミック3月号の《リーガル×ラブ 第7話》のネタバレと感想をまとめました。
7話は、リーガル×ラブ第2巻に収録される予定です。
地下アイドル事件も持ち前のイノシシ根性で解決したこころちゃん。
でも最後に助けてくれるのはやっぱり梅宮先生なんですよね。
そろそろラブ来るか?という気になる続きはネタバレです!
リーガル×ラブ 前回までのあらすじ
千賀先生に頼まれて、地下アイドルの誹謗中傷案件のお手伝いをしたこころちゃんが、依頼人であるあすかさんに「職場恋愛が問題なのではない」と気付かされた前回。
梅宮先生も駆けつけてくれたりと、なんだか恋の予感しかしなかったのは私だけでしょうか…。
リーガル×ラブ 第7話のネタバレ!
今回は、千賀先生へのご挨拶のシーンからスタートです。
自分の事務所に戻ることになったこころちゃんがご挨拶すると、千賀先生に「依頼人に寄り添ってくれて助かった」とお礼を言われています。
自分の持ち味を褒められるお仕事ができるというのは、いいことですねぇ(読者母のような気持ちに)。
そんなやりとりをしているその近くには何故か梅宮先生の姿が。
「なーんでうちの事務所に仁まで来てるのかな?」とおもしろがってツッコム千賀先生。
「おまえに用があるんだよ 千賀 おまえにな」と言い捨てる梅宮先生ですが、結局用事らしい用事は見つけられなかったのは読者の読解力が足りないのでしょうか…(汗)。
イヤでも、梅宮先生のしたことと言えば、こころちゃんとヒソヒソ話をする千賀先生をこころちゃんから引き剥がしたことと、「おまえは俺を試して楽しんでんのか」と言ったことくらい。
…用事って、なんだろうね…(遠い目)。
とにかく、このご挨拶のシーンから分かったことは、千賀先生は梅宮先生を思いやっていて、ちょっかいをかけているのも前に進んでほしいという友情からのこと、ということですね。
ちょっかいのかけ方が小学生のようですが(苦笑)。
千賀先生の事務所を出て、エレベーターの中では梅宮先生が嫉妬に駆られたとしか思えない言動を…!!!(鼻血)
こころちゃんもまんざらではない表情です。
もーつき合っちゃえよ―!(←高校生男子のように言ってみる)
さて、元の事務所に戻った年内最後の案件は、なんてこったい〝結婚詐欺″。
依頼人を前に、思わず大声を出してしまうパラリーガル・こころちゃん…イカンよキミ…。
依頼人は尾上(おのえ)聡さん(29)、なんとも美容師さんらしい風貌の方です。
しかも、「恋人が警察に被害届だしたみたいでさ― 困ってるんだよね 本当に結婚するつもりだったのに―」という、なんとも軽い言い方で困っておられる…。
〝今年最後の案件が 結婚詐欺をした側なんて…″と思わず暗い心持ちで呟くこころちゃん。
こころちゃん、だます奴、大嫌いですもんねぇ(親の気持ちになる読者)。
梅宮先生が冷静に「相手側から金品などを受け取っているということですよね?」と聞くと、尾上さんは悪びれずにさらっと答えます。
「被害ってヒドイよねー でもまあ美容室の開店資金に300万ほど借りたかなー」
300万!!!(思わず叫ぶ読者)
こころちゃんも、ヘンな顔になりながら心の中で叫んでいます(笑)。
どうやらこの尾上さん、マジな前科があるらしく、しかもそれも結婚詐欺で、しかもしかもただいま絶賛執行猶予中らしいのです。
ノーーーーン!!クロ!!!(つい叫ぶ読者)
しかし、尾上さんの主張によると、「詐欺をしようとしたわけじゃない」「今回だってただ恋愛してただけだからね」とのこと。
ええええええ―――――!!!!???
そのまったく悪びれた様子が見られない彼に、こころちゃんの顔はどんどんスゴイことに…(笑)。
イヤ、笑っちゃいけないんだけど、その怒りと憎悪に満ちた表情は笑える…。
自分は無実な上に、次に起訴されれば確実に実刑になってしまうので、なんとか助けてくれとまったく困った様子のない調子で言う尾上さんに、梅宮先生は依頼を受けるつもりのようで、書類を取りに席を外します。
〝イヤだ先生 この人とふたりにしないでー!!″と心中叫びつつ、こころちゃんも席を外そうと「お茶を入れ替える」と苦しい言い訳をします。
が!!尾上さんに「露骨に軽蔑してくれちゃってかわいーね 君 名前は?」と聞かれたあげくに、するりと髪を触られるこころちゃん。
「こころは 過去にダマされた経験でもあるの?」
思わずこの言葉にムキになって否定してしまうこころちゃん。
しかも、至近距離で言われます。
「はぐらかしちゃダメだよ 俺にはこころが傷ついて見える なんなら相談にのるよ?」
ち―かーい―――!!!!(再び叫ぶ読者)
思わず目を見開くこころちゃんですが、そこへ梅宮先生が登場です!!
笑顔で怒ってるーーー!!ごちそうさまです!!(←?)
「おまえさっき…あいつにほだされそうになってただろ」
尾上さんが帰ってから、梅宮先生に言われて思わず必死で否定して、依頼人の悪口を言うこころちゃんがかわいい…。
依頼を受けることに難色を示すこころちゃんに向き直って、梅宮先生が言います。
「いいか たとえどんな人間だとしても 俺たちの仕事は依頼人を守ることだ」
今回は人の気持ちに深入りしないように気をつけろ、とも。
梅宮先生、しっかりこころちゃんの傾向と対策をつかんでおられるのですね。
言われたことは理解しつつ、どうしても納得できないこころちゃんは、再びのヘン顔で梅宮先生に叱られています。
…正直な子…。
梅宮先生に「依頼人の不利になることは言うなよ」と言われながら、被害者に面会することになったこころちゃん。
…そんな顔してて大丈夫かいな…(←無理だろって思ってしまう読者)。
被害届を出したのは、小松晶子さんという綺麗な女性です。
「彼が元結婚詐欺師だったなんて…まだ信じられなくて…」と言う表情は苦しそうに歪んでいます。
どうやら被害届は、彼女の父親が勝手に身辺調査をして、今回も詐欺に違いないと押し切られたようです。
…厳しいお家なのかしら…?
「これって示談の話なんですよね?それって私に詐欺をしたって認めたってことですか?」と聞く晶子さんは、とても聡い人ですね。
状況的に自分が騙されたからここに弁護士が来ている、と判断したようです。
彼が自分の美容室を出すためのお金を出したことに疑問はなかったし、彼を信じていたけれど、式場の予約も勝手にキャンセルされていたことでその気持ちがぐらんぐらんに揺らいだそう。
それを聞いたこころちゃんは、思わず彼女の手をつかんで叫んでしまいます。
「私も分かりますっ その気持ち…!頭と心がバラバラになりそうですよね」から始まるこころちゃんの言葉には、まっすぐな気持ちが込められていて、晶子さんも目を見開いて聞いています。
…まぁ、梅宮先生にお説教されるハメにはなりますけども…。
「本当に彼が結婚詐欺師だとしたら 罪を償ってほしい」と言う晶子さんの言葉に、こころちゃんも梅宮先生も複雑そうな表情です。
依頼人を守るということと、罪を償わせることは両立しないことに見えますものね。
こころちゃんの熱弁で、被害届を取り下げてもらう可能性は低くなったと怒る梅宮先生ですが、本当の加害者かもしれない依頼人を守ることにはやはり複雑な気持ちがあるようです。
この、被害届を出した晶子さんとの面会からラストに向けて、梅宮先生の抱えてきたものが膜を剥がすように分かってくるのが切なくも嬉しい展開です。
こころちゃんにも、梅宮先生がずっと耐え続けてきたのだということが分かり、彼女をある行動に駆り立てます。
よっしゃぁぁぁ!(読者思わずガッツポーズ)
その行動を受けて、梅宮先生の返す言葉がまたなんとも素敵…。
もう、このラスト数ページに関しては、言葉で説明するのがなかなか難しい…。
雰囲気がもう、なんとも爽やかで甘いのです。
すべての言葉やひとコマひとコマの表情が、思いやりと愛にあふれてるなぁ、と思わされます。
ラストの直前、梅宮先生が言います。
「おまえの言うとおり 人をダマす奴は最低だ」
梅宮先生の弁護士として、人としての真実が見える言葉ですよね!
そして、二人は「今回の依頼の真実は何か」をつきとめることに決めたようです。
そのためにふたりが取った行動とは…!?というところで今回は幕となります。
リーガル×ラブ 第7話の感想
今回は、結婚詐欺という案件で、これもなかなか難しいことですよね。
恋愛って主観的なものですもんねぇ。
しかし、とにかくラストの数ページで、こころちゃんの心にかかっていたブレーキがようやくバーンと開放される感じがして清々しかったです!
来月以降はきっと気持ちに素直になったこころちゃんが見られるのだと思うともう、読者ほっとしました。
このままドドドドと恋になだれ込んでいくのでしょうか…。
リーガル×ラブ第8話は、プチコミック4月号(3/8発売)に掲載です!
来月も楽しみ!!