海神の花嫁9話（姉系プチコミック７月号/６月５日発売に掲載/マイクロ版17-18巻）を読んだのでネタバレ・あらすじと感想をご紹介します！
最新話は朝和の気持ちを自分のものへと、卑怯な手もいとわずに画作する稔。
小さな美しい島を舞台に展開する話ですが、なんだかもう昼ドラも真っ青な展開が続いています。
このさきは、海神の花嫁 9話のネタバレを含みます。
続きにご注意ください！
海神の花嫁 前回までのあらすじ
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前回は、ついにお互いの想いを知った凪ちゃんと朝和くんに対して、稔ちゃんが復讐の鬼と化しておそろしい企みを実行し始めました。
凪ちゃんに想い寄せる塩町さんに暗示をかけるわ、妊娠したと噓をつくわ。
高良の家を乗っ取ろうとする姑にいいように騙されるっていうのもあるけれども、なんとも口あんぐりな展開。
もうなんていうか、稔ちゃんもたしかにかわいそうだなって思えるんだけど、それにしたってやっていいことと悪いことがあるんだぜオイと顎をつかみたくなったのは私だけでしょうか。
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海神の花嫁9話(マイクロ17-18)のネタバレ！
さて今回は、前回ラストで稔ちゃんに凪ちゃんを襲うように暗示をかけられた塩町さんから。
最後に会議があって、島で朝和くんに会ったのは1か月前か、と思いながらちらつき始めた雪に震える凪ちゃん。
そうしながら、ふと先日の朝和くんの言葉を思い出していました。
自分を生きる理由だと言った彼。
いつか迎えに行く…という彼の真剣な表情を思い出したところで、彼女は頭をぶんぶんと振って、考えてはいけない、と思い直します。
塩町さんに余計な心配をかけてしまうと思っていると、後ろから彼女を囲うようにドンと腕がつかれました。
驚いて振り返ると、そこにいたのは塩町さん。
しかし、その目はどこかうつろで、ちょっと不気味です。
凪ちゃんはゾッとして、かける言葉を失います。
と、そこへ教授が通りかかって朗らかに彼に声をかけて、うつろな目をした塩町さんはそのまま離れていきました。
フツーに暗示にかかってたぁぁぁぁぁ！！！（ムンク）
前回、もしかして塩町さんはそんな巫女の薬とかにかからないんじゃないのって期待してたのにぃぃぃぃ！！！！
普通に、昔の巫女さんってすごかったんだねって話だったのね…（汗）。
凪ちゃんは、いつもの彼らしくない様子に戸惑いを隠せません。
そりゃそうだ、頼りにしてる人があんな気持ち悪い顔してたら（←言い方）、どうしていいのかわからないよねぇ。
一方その頃、朝和くん。
稔ちゃんに、高良の家とは無関係な本島の産婦人科を探して、一覧を渡していました。
一緒に行こうか、と申し出ると、ぎくりとした稔ちゃんはめいっぱいじーんとしたような表情。
自分で予約したから大丈夫、と言いながら、おなかに手を当てて優しいパパでよかったねと笑顔を見せます。
うわわわわ、この人さいあく…。
そして、疲れやすいみたいだから先に寝ているねと笑顔で去ってゆく稔ちゃん。
部屋に残された朝和くんは、苦々しい気持ちで机の引き出しを開けます。
そこに入っているのは、凪ちゃんとの大切な思い出の『昆虫図鑑』。
誰をどう傷つけても凪ちゃんへの気持ちを貫くと決めたのに、自分はなんと中途半端なのか、と頭を抱える朝和くん。
いやいやいや普通にそうなるよ！と肩をゆさゆさしたい…（泣）。
この先どうなろうとも、稔ちゃんに対して責任を取らなくては、と思う朝和くん。
過去に凪ちゃんをあきらめようとした時に、稔ちゃんが子どもを望んで、それに同意したのは自分なんだと。
一方、その頃の稔ちゃん。
自室のベッドで凪ちゃんにラインを送っていました。
元気か、というのと塩町先生に会ったか、という問いかけ。
それに対して、凪ちゃんは先日会ったけど具合悪そうで心配だという返事。
どう見ても、稔ちゃんが期待することはなぁんにもされていないようです。
それに対して、、ギリッと歯噛みする稔ちゃん。
フツーに鬼だな！（←言い方）。
凪ちゃんを襲えと暗示をかけたはずなのに、何もしないとかどういうこと…と思い、次はもっと強力な暗示をかけなくてはと考えます。
いつまでも妊娠しているという噓はついていられないし、凪ちゃんに犠牲になってもらわないと自分の思惑通りに事が運ばないと考える稔ちゃん。
とにかく、朝和くんと凪ちゃんにこてんぱんに傷ついてほしい一心みたい。
別の日。
親族会議が急遽開かれ、急いで会場に駆け込む朝和くんの姿がありました。
もう揃っているメンバー、そして自分に嫌悪の表情を向ける祖父。
ふと見ると、自分とは全然似ていない弟・朝幸くんの姿も。
兄上、と笑顔で手を振る彼につられて、つい手を振り返してしまう朝和くんは戸惑いの表情。
本来、14歳の彼は会議に出席できないはずなのだそう。
祖父が口火を切り、新事業案を話し始めました。
それは、レアアースの技術研究所を誘致して、その生産工場を建設するという案です。
ざわつく親族の皆様。
5年前に周辺海域で行われた調査で、豊富なレアアース泥が発見されたそうで、これを見逃す手はないと考えたようです。
この産業にいち早く乗り出すことで、莫大な利益が期待できると彼は言います。
まぁ、レアアース、なんか話題ですもんね（←興味のなさがわかりすぎる）。
朝和くんは反対だと立ち上がります。
そもそもどれくらいの資源が眠っているかもわからないし、どの国でも基盤整備がネックになっている産業だと。
それに資金をつぎ込むことや、海洋産業で生計を立てている島民のことを考えているとは言い難いと。
しかし、祖父はそれを一蹴します。
なんと、彼はこの島は”高良の家が繫栄すること“こそが大事なのだと。
そして、さらに彼はおそろしい提案をするのです…。
というところで、今回はおしまいです。
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海神の花嫁9話(マイクロ17-18巻)の感想
いやはやもう、なんともヒドイ回でしたよ…！！（拳を握る女）
いやもう、稔ちゃんって、凪ちゃんにラインしたりするのも、全然純粋に妹を心配してって感じじゃないんですよねずっと。
そう考えると凪ちゃんはずっと孤独な状態だったってことで、これだけでも十分復讐になってんじゃないかって思うけど、稔ちゃんはもっと分かりやすく、もっと打ちひしがれてほしいんですね…。なんてことだ…（泣）。
そして高良の家の人たちの浅ましさと頭の悪さにはもうげんなり。
時代が変わっていくのも分からずに、自分たちが潤えばそれで万事オッケーとかいう神経、死んでいいよ？と言いたい…。
朝和くんも凪ちゃんも、いったいどうなってしまうのだ。
そんな展開で次回につづく。
もう泣いていいですか…！
気になりすぎる『海神の花嫁』第10話は、８/５発売の姉系プチコミック9月号に掲載です。
