プチコミックで大人気の北川みゆき先生と一井かずみ先生のコラボシリーズ!!
今回の話は、美優と弓弦の危ない匂いの恋物語。
社会人と大学生の年下男の子が主人公です。
一井先生の繊細な恋の感情と、北川先生のエロくも優しい表情の絵柄が相まって至極のラブストーリー♪続きはネタバレになります。ご注意ください。
ふわふわゆれて、はらはらおちて【美優×弓弦】のネタバレ
引用元: ふわふわゆれて、はらはらおちてより
「最近 あたしはやたらと鼻が利くように思う」から始まるシーンは、主人公美優の婚活デートの場。
婚活サイトに登録し、話が合っていい感じだと思っていた男性に、
「実は結婚を焦っていないのだけれど、それでもよければまた会ってくれませんか?」
と言われる美優。
「この婚活サイトで初めて話が合う人と会えたと思ったのに」
と思いながら、なじみの喫茶店に足を向けます。
「でも体臭とヘアトニックの香りはちぐはぐだった!」www
と結論。
今回はもうないなと思いながら、友人の働く喫茶店に。
ここの香りは落ち着くなぁと思っていたら、最近出産したミルクの匂いのする友人は退勤し、かわりに友人のいとこの子どもだというバイト青年がいます。
大学生の綺麗な、匂いのしない男の子が美優のミルクを下げにきます。
”匂いはその人の印象を決める重要な要素”
”自分の好みや条件よりももっと生理的な 動物的に好きか嫌いか”
と美優の持論。
しかし彼とはどんなに距離が近くても匂いがしない。
ただ、たまに外からやってくる彼からは、冬の風の匂いと共に若い女子に流行しているトワレの匂いがする。
「彼女だろうか・・・」
そこへ、頼んでもいないタマゴサンドが美優の前に置かれます。
彼の賄いだそうで「よかったら半分どうぞ」とのこと。
せめてコーヒーを追加で頼もうとする美優の伝票を押さえ、彼はコーヒーのお代わりを注いでくれます。
ぼうっとしてるうちに背を向けた彼にお礼を慌てて言うと、彼は後ろからでも分かるように頬を赤らめて「どういたしました」と答えます。
これを機会に会話をすることはたやすい。
けれど、美優からでは
「大人の女から気の利いた会話になってしまうし、それはなんと無粋なことだろう」
と恐れ、静かにそのタマゴサンドを頂きます。
いかにも年下の男の子相手では、会話の一つも躊躇しちゃうよね。。。
次のページからは彼の視点の物語になります。
「彼女から香るのは何の匂いだろうといつも思う」
タマゴサンドを美優に出して、
「本当はもう少し店にいてほしかった」と思う弓弦。
立ち上りふと消える美優の匂いが気になったようです。
美優からは、後付けではない匂いがいつもして、様々な要素と一瞬は混ざりながら揺るがない。
「歳いくつなのかな」
「オレの周りにこういう人いない…」と思いながらタマゴサンドを食べる弓弦。
「オレ、今全身が耳と鼻だ」www
そんな時、美優が「雪の匂い」とつぶやきます。
窓から見ると確かに結構な降雪。
小ぶりになるまで店にいてという弓弦に、片づけを手伝うという美優。
「オレはお金がもらえるんでいいんです」と言うと、美優に「男前ね」とほほ笑まれます。
小ぶりになったので帰ろうとする美優ですが、そういえば弓弦が店に来た時にやたらと薄着だったことを思い出します。
シャツの上にカーディガンで来たという彼に、自分のストールを巻き付け「コーヒーとタマゴサンドのお礼」だと。
弓弦は、そのストールに顔をうずめて自分でヘンタイぽいと思いながら、
”体中の血液が彼女の香りを喜んで ざわざわしてる”
一井先生らしい、ちょっとヘンタイっぽい青年ぶりがいいですよね。
次のページからは、また美優の視点。
仕事で忙しくしている美優のもとに、ヘアトニックの人から
「結婚を前提につきあってください」というメールが届きます。
彼曰く、美優に会って初めて「結婚というものを意識した気がする」というのです。
美優は面を食らいつつも、「いいひとだった…」と机に突っ伏してしまいます。
すでにカフェ店員の弓弦にも心が傾いている。
でもヘアトニックの人は悪い人では絶対なさそうであること、断る理由を探してあれこれと天秤にかける自分がいたたまれなくなってゆきます。
そんな気持ちで、カフェに向かうと、弓弦がクリーニングしたストールを渡してくれます。
美優は彼の匂いがついてないことに、がっかりしている自分に気付きます。
美優以外の最後の客が帰る時、弓弦はもう店を閉めるかタマゴサンドを食べるかと美優に聞いてきます。
その二択に戸惑いながら、ヘアトニックの人に返事をしようとスマホを持つ美優。
タマゴサンドが差し出された時に、気持ちを天秤に掛けられている自分が恥ずかしく、店を飛び出そうとします。
弓弦に止められ、ストールを巻かれながら自分の気持ちをはなし始める美優。
婚活中なこと、
相手から結婚を前提に付き合おうと言われたこと、
だけど一度しか会ってない人よりも弓弦の方がずっと会っていて知りたい、
好きだと思う、
ということを言葉にした途端、弓弦からキスをされます。
弓弦はカフェの2階に住んでいると誘われ、美優と弓弦は一夜をともにします。
「美優さんっていい匂いするけど何かつけてる?」
弓弦に問われ、何もつけてないと答えます。
逆に
「弓弦だって何も匂いがしない」
と言うと、
「さすがに分かったでしょ、オレの」
と聞かれ、美優は頬を染めながら
「すごく好きな匂い 弓弦の」
「オレも美優さんの匂い 好き ずっと前から 大好き」
ふわふわゆれて、はらはらおちて【美優×弓弦】の感想
なんとも一井先生らしいお話(∩˃o˂∩)♡
それをまたエロティックながら美しく仕上げる北川先生の画力に脱帽です!!
私は北川先生の描く学生さんを初めて見たのですが、なんと素敵なのか!
短いエピソードと言いながら、どれもこれも削れない展開で長くなってしましましたが、このコミックにはまだまだ他の作品もあります!
お楽しみはこちらから☆