初めてだもの
このシーンでの朱里ちゃんのセリフのいちいちが胸にくるのです!!
初めてなら特に 不安になって当たり前ですよ 女性なんだから 〝私なんか″なんて 言わないでください。
まったくだよ!!(←テンションを見失う読者)
田中さんは、すごく優秀ですごく素敵なのだけれど、どうにも男性経験のなさとかいろんなコンプレックスで自分を卑下しがちですよね。
それを吹き飛ばしてくれる力のある言葉が、このシーンでは田中さんに沢山贈られます。
この言葉たちって、世の中の沢山の女性に贈られてしかるべきだと私は思いました。
イヤまぁ、男性経験とかあまり造作の美しくない外見とか、コンプレックスの元って数え出したらきりがないけれど、それって「私なんか」の理由になってはいけないだろって私は思ってるのです。
もしかしたら、芦原先生もそう思ってて、このセリフで伝えてくれてるのかなって思ったりしました。
そんな素敵なシーンの後がまたおもしろかった。
朱里ちゃんが田中さんのお家を明るい笑顔で出た後のシーン。
帰り道、朱里ちゃんはもう笙野さんへの怒りではらわた煮えくりかえっちゃってる(笑)。
〝笙野…なんなの?クズなの?ゴミなの?外道なの?
アイツまじで 再起不能にしておくべきだった″
そんな力強い(?)心の声を発しながら、カツカツと立ち去る背中の力強さよ…(泣)。
尊敬と理想は違う
一方その頃の笙野さん。
朱里ちゃんとも親しい友人である小西さんに、お金貸してと頼んでいました。
どうも田中家に靴下とともにお財布を忘れてしまったようで、今日一日PSMOで暮らしていたそうです。
さっさと取りに行けと正論をかます小西さん。
田中さんは恐れおののいて逃げ帰る程ひどいのか、ととんでもない質問をする彼に、笙野さんは叫びます。
とんでもない…っ 田中さんは真面目で親切で礼儀正しくて聡明で…オレは…人として彼女を尊敬している…!!
おお、笙野さん、そうだったんだ、やっぱり人は話してみないと分からんよねぇ。
田中さんて お前の理想の女神じゃね?
ばっさり言ってしまう小西さん、なんていうか、素敵(苦笑)。
今時いねぇよそんな お前の腐った価値観にぴたっと添う女。
友人の指摘に、確かに、と思う笙野さんですが…ついに本音を叫んでしまいます。
でも…おばさんなんだよ!!抱けねーよっ!!!
ハイ笙野さん、Go to HELL!!!
オマエはおじさんじゃボケが!!と思ってしまった読者をお許しください 芦原先生…!