デザート9月号(7月24日発売) に掲載された、あなしん先生の大人気連載「春待つ僕ら」も54話目です!
早速読んだネタバレと感想をまとめました。
あちこちで恋が動き出して、もうドキドキしまくりな読者ですが、前回はついに竜二さんの長い片想いが実るというとんでもなく嬉しい出来事がありましたね!
しかも、ラストシーンがまた鼻血ぶほーモノでした…!(←表現なんとかしろ)
続きはネタバレです、ご注意ください!
春待つ僕ら 前回までのあらすじ
53話では自分が年上であることを気にするナナちゃん。
そして竜二さんが「初恋なめないでください」とキスをするというシーンが、なんともカッコ良かったしきれいでした。
ずーっとこの片想いをそこはかとなく見守ってきた読者としては、もうお母さんのような気分でした。
若干お赤飯を炊こうかと思うくらい(苦笑)。
夫に「何事?」と聞かれても、理由を説明できないと思ってやめましたけど(汗)。
春待つ僕ら 54話のネタバレ!
さて今回は、扉でそんな竜二さんの覚悟のキスシーンを美月ちゃんがのぞいてしまったという事実が発覚。
傘が2本あるので、ナナちゃんに持ってきたのかしら?
目の前で、そんな大事件が展開されていたら、そりゃあ木の陰にも隠れたくなりますわな。
その翌日、ラブラブで幸せいっぱいなはずの竜二さんが、部活中に落ち込んでいるシーンからスタートです。
ほんとに分かりやすく落ち込んでいる竜二さんに、瑠衣くんが呆れ気味に声をかけます。
「おいおーい そういうの卒業したんじゃなかったのかよ~」
…そういや先月号で、そういうの卒業とかほざいてましたね…(←言い方)。
「つか幸せいっぱいのはずなのになんなんだ!」とご立腹の瑠衣くんですが、涙に暮れている竜二さんにはそんな怒りは気になりません。
ナナちゃんが留学するというのは本当のことだったらしく、「遠距離頑張ろーね」と笑顔で言われてしまった竜二さん。
「行っでほしぐねーっ」と叫び、
「とか言うなよカッコ悪い」と恭介さんにツッコまれ、
「言えるわけねーっ」と叫べば
「よし頑張ろう」と永久くんが。
その一方で瑠衣くんがふざけます。
「でもナナちゃんモテるだろうなー キレイだし ぶっちゃけ同じ夢持ったカッコイイ外国人の方がお似合いだもんな」
瑠衣くん、嬉しそう…(苦笑)。
これにはキレてしまう竜二さんですが、恭介さんが「まぁまだ先の話でしょ?」と慰めます。
「それまでにもっと仲深めとかないとな ちょうどもうすぐホワイトデーだし」
そんな素敵アドバイスを受けて、はたと我に返る竜二さんがもう愛おしい…(泣)。
色々作ってもらったしお返ししなくちゃ、と言い始めた瑠衣くんと、自分はあげた方なんだけどどうしたら、と言う竜二さんを尻目に、恭介さんが永久くんに今年の本番とも言えるホワイトデーはどうするんだと聞かれています。
何か考えてはいるらしい永久くんは、どうするんでしょうね?
ナナちゃんの気持ち
一方その頃の美月ちゃんは、「店主急病のため」ということでお休みしているカフェの大掃除のお手伝い。
今回はレイナちゃんも出張っています。
お礼はケーキとコーヒー。これは嬉しい…!読者もやりたい…!
おやつタイムを過ごしていると、ナナちゃんに竜二さんから連絡が入ります。
バレンタインのお返しに、4人でカフェを手伝ってくれるというのです。
それを聞いたレイナちゃんの反応がなんともいい。
…そしてそのお手伝いをしているところの想像っていうか妄想がまたスゴイ(苦笑)。
…健在だ。レイナちゃんの男子バスケ部への妄想癖は健在だった…。
「じゃあ 日曜に貸し切りのパーティー予約があるからそれを手伝ってもらおうか」と思いつくマスター。ちょうどホワイトデーの翌日ですし、ちょうどいいですね。
派遣の募集をかけていたのをキャンセルに行くマスターは小躍りできるくらい元気になられたようです。よかったね!
竜二さんにお返ししたいと言い出すナナちゃんに、彼への愛情をすごく感じた美月ちゃんは、ナナちゃんに嬉しそうに言います。
「ナナちゃん ホントに好きなんだね 竜二さんのこと」
嬉しいけれどまだ実感がわかない美月ちゃんですが、ナナちゃんも「意外?だよねー」と笑いながら、どんな気持ちなのかを話してくれます。
これを、意外なことにレイナちゃんが聞きいっている…!
しかし、帰り道にはそんな自分に気付いたレイナちゃんが泣きながら「さよなら竜二さん 浅倉君に続いて」と言っているのがおかしかった(苦笑)。
「あたしとしたことが思わず聞き入っちゃったわ…だいぶ耐性ついたかも」
そう言う彼女に、美月ちゃんは「想像以上にラブラブだったね」と嬉しそう。
「何を他人事みたいに 美月ちゃんもノロケたいなら遠慮しなくていいよ 耳ちくわで聞くから」とレイナちゃん。
…耳ちくわって…!(笑)
永久をドキドキさせるには?
しかし、美月ちゃんはそういう心境にはなれない、と言います。
永久くんがあまりに表情がうすいので、竜二さんのように気持ちがダダ漏れないことを気にする美月ちゃん。
ドキドキしてないのではないかと心配していますが…。
「私もあんなふうに 浅倉君をドキドキさせてあげられたらなー なんて…」
そう美月ちゃんが言いながら視線を上げると、レイナちゃんはもうはるか彼方。
無自覚のノロケについにキレたもよう(苦笑)。
…仕方ない、カップルってそういうもんだよ…!(思わずレイナちゃんの肩をポンとしたくなる読者)
翌日。
屋上に続く階段には、恭介さんと美月ちゃんの姿が。
永久くんをドキドキさせるにはどうしたらいいのかを相談にきた美月ちゃん。
恭介さんに「可愛い悩みだなぁ 心が洗われる」とか言われてます(苦笑)。
誕生日も近いし(ホワイトデーが永久くんのお誕生日)、美月ちゃんも永久くんを幸せにしてあげたい、という気持ちをくみ取ってくれた恭介さんが提案したことは、なかなかの難題でした。
それはムリ、と拒む美月ちゃんに、改めて考え直してくれた恭介さんの提案は、サプライズパーティー。
今までやったことがないからいいんじゃないか、ということですが、それでは美月ちゃんが思ってたようなドキドキとは違うんじゃ…?
まぁ、永久くんだからいいのか、そういう方が喜びそうではありますもんね。
ナナちゃんにも協力してもらえることになって、みんなでカフェを手伝う15日の前日に準備があるからと呼び出そうと決まったようです。
当日は、日中からみんなでお店のスタッフルームを飾り付け。
その装飾が自分の時より凝っている、とムクれる瑠衣くんがめんどくさくてかわいいです(←言い方)。
先に待ち合わせしている美月ちゃんがお店を出ようとしたら、恭介さんがアドバイスをくれました。
「今日はなんでも自分から積極的にやってみるといいよ 手つなぐのとかちょっとしたことも色々」
元々そのつもりだったらしい美月ちゃんですが、恭介さんはさらに前から気になっていたんだけど、と追加アドバイス。
「いつまで永久のこと 〝浅倉君″って呼ぶの?」
ををを、これは鋭い…!
呼び方って、高校生とかの頃ってけっこう重要ポイントなんですもんねぇ(←はるか昔でもう何が何やら)。
なんとなく、ずっと永久くんのことだけは名前で呼べていなかった美月ちゃん。
言われてチャレンジするものの、なかなかうまくできません。
まぁ仕方ない、急に変えるってのも難しいものですよ お嬢さん…(つい肩を抱きたくなる読者)。
この、待ち合わせからの2人のシーン、もう美月ちゃんは色々頑張るんだけれども相手は何しろあの永久くん。
色んな反応がとにかく薄い。
美月ちゃんから手をぎゅっと繋いでみようと、誕生日プレゼントを買いに来てみても、「永久君」って呼ぶと宣言してみても、どれもこれも通常運転。
の――――!!!もう恥ずかしくなってきた――――!!!美月ちゃんをもう埋めてしまいたいィィィィ!!!!(たまらず叫ぶ読者)
結局、自分だけがいつも以上にドキドキしているだけであるということに気付いた美月ちゃん、ついにトイレに逃げます(苦笑)。
その時、なんてこったい永久くんの元に偶然通りかかったクラスメートの女子2人が。
吉沢さんと岡さんという、文化祭でも美月ちゃんをよく助けてくれた2人。
2人は、ずっと美月ちゃんのことを心配していたのだそうで、永久くんに美月ちゃんの様子を聞きます。
あやだったら…
「美月ちゃんあれから大丈夫だった?」と聞かれても、永久くんには何のことやらです。
2人が教えてくれたのは、付き合い始めた時に2年生に色々言われて嫌がらせされていたということ。
ありましたねー、突き飛ばされたりとか、「永久君趣味悪い」とか言われたこと。
思い出すだけで読者はムカムカしちゃいますけど、永久くんはさらに頭にきているようです。
トイレから戻った美月ちゃんと、カフェに向かいながらもなんだか沈鬱な表情だし、手をぎゅうと握ったり。
さすがに様子がおかしいと思った美月ちゃんが聞くと、永久くんは静かに美月ちゃんに向き直ります。
「2年生から嫌がらせされたって本当?」
驚く美月ちゃんに、吉沢さん達が偶然教えてくれたことと共に、重ねて言う永久くん。
「俺には言えなかったってこと?原因が俺だから」
いつもの永久くんとは違う、矢継ぎ早に問い詰める様子に、ものすごい怒りを感じたのは読者だけではないはず…!
キツイこと言われただけだし今は何ともないし、と言わなかった理由を伝えますが、永久くんには〝気付けなかったこと″がとにかく問題なんですよね。
気づけなかったことを詫びながら、こんなことを言うのです。
「でも 神山サンなら気付けてたし 美月もすぐ相談できてたと思うよ」
の―――――――!!!!(思わずムンクになる読者)
「なんでここであやちゃんが出てくるの?」
胸を突かれたような表情の後に、美月ちゃんがこう聞くのですが、その時の永久くんの表情がまた!もう!!(←ボキャ貧ですみません…)
あああああ、やっぱりまだいたのね、あやちゃんの亡霊が…!!!
重いなぁ、ほんとになぁ。
と、ものすごく重苦しい空気しか漂っていない2人の間に、美月ちゃんのスマホのアラームが鳴ります。
集合時間間近だよという合図に、「とりあえず行こう」と手もつながずに歩き始める2人。
〝どうしよう この空気 誕生日なのに まさかこんな感じになるなんて″
動揺しまくりの美月ちゃんは、〝ここから挽回しなきゃ″と思うのですが…。
ドアを開けたら、思ってもみなかったサプライズが待っていました。
そのサプライズとは…?というところで、今回はおしまいです。
春待つ僕ら 54話の感想
もうもうもうもう!!牛かってくらい「もう」って言っちゃいますけど、ほんとにもう!じゃありませんでした?!私だけ?!牛になったの!
あやちゃんの存在って、美月ちゃんにとって以上に永久くんにとって巨大と言っても過言ではないサイズなんですね…!(思わず頭を抱える読者)
今 美月ちゃんの隣にいるのはキミでしょうが!と田中邦衛みたいになって永久くんをゆさゆさしたい衝動にかられました…!
イヤハヤ、どうなるんでしょうね次回。
しかも、最終回まであと2回しかないんですってよ?!どーすんの!!
これはもう瑠衣くんは手つかずで終わるのか!!(←そこ?!)
永久くんが自分のボサっとさ加減をなんとかしたいと思うとはあまり思えないし、かといってやっぱりあやちゃんに美月ちゃんを譲りますなんて言い出すとも思えないし、ううううむ、どうなるのかさっぱり見当がつかない…!
悶えまくりな次回「春待つ僕ら 55話」は、8/24発売予定のデザート10月号までおあずけです。
このサプライズの行方も気になるし、気になるだらけでもう読者は鼻血噴きそうですが、頑張って待ちましょう!