奈落の花62話（マンガmeeで5月24日に配信）を読んだのでネタバレ・あらすじと感想をご紹介します！
最新話はジュリの指名客が次々とつばさに取られていき、遂につばさと僅差になってしまう。
店長からも発破をかけられて焦るジュリに、つばさが容赦ない一手を投じると…。
この先は奈落の花62話のネタバレを含みます。
ご注意ください！
奈落の花これまでのあらすじ
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借金に借金を重ねて月々の返済に追われるジュリと、根暗で陰キャを全身整形で克服したつばさは、同じシェアハウスで暮らしていた。
お互いの関係性が歪むなかで、遂に、つばさの彼氏、翔輝を巡ってジュリが働く高級クラブに、つばさはキャストとして入店する。
店でNo.1のジュリを蹴落とす為に、次々とジュリの指名客を奪っていくつばさは、あと一人ジュリの指名客を奪えばという所まで追いつめた。
奈落の花62話のネタバレ~報復
白い目
ジュリの実年齢も28歳で銭亀の娘と同じ歳だと、つばさはわざとらしく聞こえない様に、ばらしてしまう。
ジュリは顔を鬼の様な形相に変貌させて、怒りを抑えることが出来ない。
銭亀は、ジュリの年齢が23歳だと伝えらえていたので、戸惑った様子を見せる。
つばさは失言に慌てた様子を見せて、口元を覆いながらジュリに対して謝罪した。
銭亀は、ジュリを見ながら5歳もサバ読んでいた事に落胆する言葉を放つ。
怒りに我を忘れたジュリは、立ち上がりつばさに掴みかかった。
そして、つばさの顎を掴んで髪を引っ張りながら、こいつは全て作り物の偽物だ、と怒鳴り散らしてしまう。
ジュリが周囲を見渡すと、店に居た全員が白い目をジュリに向けていた。
我に返ったジュリに、銭亀は嫌悪感を表した表情で、ジュリの指名をやめる、と告げた。
沈黙が流れると、店長が場の空気を立て直す為に、ジュリアを控室に追いやった。
店長は、泣いて悲しむつばさを慰めるが、つばさは手で隠しながら不気味な笑みを浮かべていた。
因果は巡る
週の成績が発表されると、つばさがジュリを抜いてNo.1となっていた。
頭の中が真っ白になっているジュリに、店のキャスト達は、いい様だ、とヒソヒソと嘲笑う。
店長はNo.2となったジュリに、売上が落ちたこと、つばさに掴みかかった時に壊してしまった備品の修理代を差し引いた事、そして、返済の件で川端が来ている事を耳打ちする。
店の裏で川端にお金を渡すジュリは、俯いた顔を上げることが出来ない。
ジュリからお金を受け取った川端は、金額が少ない、と言った。
そして、ここの店は稼げない子は直ぐに切ってしまうから…、とジュリの不安を煽る。
かつてジュリも指名客を奪ってトップの座にのし上がったのだから、前者がどういった状況に落ちていったのか、手に取る様に理解できた。
魂が抜けたようなジュリに、かつてジュリを虐げた画像を見せた川端は、こういう仕事の用意もあるから心配いらない、と不気味に微笑んだ。
目には目を
シェアハウスの自室に帰ったジュリはベッドの上で、自分はどこで道を踏み外したのか、と過去を辿っていた。
スマホの画面を見ながら、シェアハウスに来た頃に録画した楽しそうなつばさとジュリのメイク動画を見て、以前はアイコやつばさとの関係は良好だったと懐かしむ。
しかしつばさから、メッセージが送られてきた。
表示された言葉にジュリの怒りが爆発し、つばさへの報復を決意させる。
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奈落の花62話の感想
銭亀さんの後ろでテヘペロして見せたつばさちゃんに、思わず「天晴！」と言ってあげたくなりました。
アイドル好きの銭亀さんに合わせて、完璧にぶりっ子を演じ切るつばさちゃんの役者魂は凄すぎです！
本当、この才能を他で生かせばいいのに…と、常々思ってしまいますよね。
社会人であれば、常に素の自分でいる事は出来ません。
まして、取引先であれば、自分をクライアント様に合わせて好まれるように対応するのは当然です。
そうでなければ営業先でうまく顧客を得られませんから。
全身整形だろうと「夢を与える仕事」としてキャバクラを理解したつばさちゃんがトップに立つのは必然でしょう。
高級クラブであれば「手練手管」を使えないと仕事になりませんので。
今回気になったのは、ジュリちゃんの回想シーンです。
ジュリちゃんの回想シーンで「どこで道を踏み外したのか」と自問自答していましたが、煌びやかな世界にしがみついてしまった自分の愚かさが原因だと考えないところが、ジュリちゃんらしいですよね。
一度味わってしまうと抜け出せなくなってしまう、人間の心理が露骨に表現されているの「奈落の花」のいいところです。
そして、それを止める人もなく、どん底まで突き落とす「奈落の花」は、マンガだけれど、現実に有り得る可能性があるから、ついつい、引き込まれてしまうのですよね。
ちゃんと努力してお金稼ごう！って思わされました。
結局、反省するよりもつばさちゃんに仕返しをする方を選択したジュリちゃんは、いったいどんな手を使ってくるのか、次回にドキドキです！
