デザート3月号の「春待つ僕ら 第49話」のネタバレと感想をまとめてみました。
この49話は、春待つ僕ら第12巻に収録されると思いますよ。
あなしん先生の大人気連載、いよいよ佳境か…!
という回でしたねー。
続きはネタバレです!ご注意ください。
春待つ僕ら 前回までのあらすじ
前回は、鳳城との試合中に頭に怪我をして医務室で安静にしていなくてはいけなくなった永久くん。
そこへ美月ちゃんがある決意をして駆けつける、というところでラストを迎えて、今回はその続きです!
もう、ずっとふたりを見守ってきた読者としてはウハウハしちゃう(笑)。
では、今回のお話に行きましょう!
春待つ僕ら 第49話のネタバレ「フライングって?」
もう、美月ちゃんの告白を受けた永久くんの表情がもう、もう、すっごくカッコイイ!!
冒頭から読者ドキドキしちゃいます。
美月ちゃんが紡ぐたどたどしいという表現がぴったりの告白を、やさしく受け止めて言います。
「やっと聞けた」
もう、ナニ このセリフと表情!!(鼻血)
この後の展開を急いでページをめくると、なんてこったい永久くんのおじいちゃんが医務室に飛び込んできました。
そこへ、いつものメンバーも到着。
「なんなのマジ足はえー」と瑠衣くん。
「さすがオフェンスの鬼…」と竜二くん。
ふたりとも息を切らせています。
高校生男子、しかもバスケ部員を振り切ってくるって、どんだけ速いのおじいちゃん…。www
「ごめん永久 タイミング的にどうかと思って止めたんだけどさ…」
と恭介さんが現れ、おじいちゃんがどんな様子だったかが知らされます。
この経過を伝えるコマが大変おもしろかった…。
こういうところ、あなしん先生はほんとにスゴイなぁって思わされます。
男子達とおじいちゃんがぎゃあぎゃあ言っているところに、「心配ですよね」と声をかけて、ようやくおじいちゃんに認識される美月ちゃん。
おじいちゃんに病院へと急かされるも、「美月とまだ話が…」と言う永久くんに、美月ちゃんが「すぐ行った方がいいよ浅倉君」と声をかけて、「…ってフライングしたの私だね 終わったらって言ってたのに」と苦笑します。
タクシーが早くも来てしまったので、永久くんは病院へ連行され、美月ちゃんはそれを見送りながら
〝タイミングを 間違えたかもしれない″
と永久くんが膝を抱えるようにして悔しがる背中を思い出しながら考えています。
と、「フライングって?」と聞く声が降ってきて、見上げると瑠衣くんと竜二くんが美月ちゃんをじっと見ています。
「なんかしたの?フライング」と聞く瑠衣くんの表情が引っかかるのは私だけでしょうか?(7巻の学園祭の時の、彼の恋に関する発言がいまだに気になっている読者)
はぐらかそうとする美月ちゃんの様子を見て、恭介さんが「なるほど…できてよかったねフライング」と美月ちゃんの背中をにこにこしながら叩きます。
さすが恋愛偏差値の高い男…。w
「なんのこと?!」と叫ぶ瑠衣くん。
その表情がなんとも気になるところです。
タイミングを間違えたかと思う美月ちゃんでしたが、リストバンドは渡したかったから、フライングできたことをよかったと思えたようです。
そのことを、カフェでナナちゃん、レイナちゃんに報告する美月ちゃん。
美月ちゃんの初告白を無駄にしないでほしいと言う、ナナちゃんのお姉さんのような発言がしみます…。
美月ちゃんは
「ちょっとでも支えになれるなら めげずにまた頑張ってみるよ」
と決意を口にします。
その言葉を受けてのふたりのそれぞれの反応の違いがなんともおかしくて、ちょっとほっこりしちゃいました。
レイナちゃんの己の欲望に対する正直さがなんとも言えない(笑)。
永久くんの怪我は大事に至らず、残りの2試合はフル出場で勝利。
手首には美月ちゃんのメッセージつきリストバンドがしっかり。
愛の力ですな…!!(鼻の穴が広がる読者)
大会の結果は、鳳城が全勝優勝で、清凌は準優勝でした。
…残念ながら、部則改定はならず。
これは悔しいですねー!!(思わず拳)
先生が「よくやったぞお前ら…!準優勝おめでとう!」と笑顔で言ってくれますが、部員のみんなは喜べません。
「みんな優勝したかったに決まってんじゃないっすか」
ときっぱり言う竜二くんの表情が男っぽくて素敵です!
先生はそれを聞いて、感心したように
「立派な進歩だよ」
「こうなったら俺も 一肌脱ぐしかないかな…」
と!
しかーし!ページをめくるとそこにどーんと描かれていたのは美味しそうなラーメン!
ノーーーン!(思わず叫ぶ)
イヤ、人数を考えたらとんでもない高額出費だとは思うけれども!!違うでしょー!?
部員のみんなも不満ブーブー(笑)。
その声を受けて、先生はきりっとした表情で
「部則は絶対に変えん 変えたかったら次も優勝目指して頑張るんだな!」
と言いきります。
…うーわ、大人がよくやるやつだー!ニンジン戦法!(自分もいい大人なくせに思う読者)
ラーメンをすすりながら、恭介さんは美月ちゃんに告白されたのにどうするのかと永久くんに聞いてきます。
「ちゃんと考えてるよ」と言う永久くん。
「まさかおまえ、いまさら部則破る気じゃ…」
永久くんはきっぱり「それはない」と言い切ります。
瑠衣くんが「次って言ったら夏?まで待たせんの?美月…」と心配そうに言います。
永久くんは、「それもないよな」と再びきっぱり言い、席を立ちます。
先生の眼の前に立つ永久くん。
ド直球に「お願いします もう一回部則のこと考え直してもらえませんか?」とお願い。
このシーンの、続く永久くんの真摯な言葉がいいのです…!
まっすぐで、なんとも永久くんらしい言い方で、先生に思いをぶつけ、90度になって頭を下げる永久くんに、次々と立ち上がって彼にならう部員たちがもう感動です…!!
いいチームじゃんねー、こういう子たちはちゃんと信じてあげるべきだとオバチャン思う!(←先生の襟首をつかみたい衝動に駆られる読者)
しかし、先生の頑固っぷりもとんでもない。
こんにゃろう、と読者は思ってしまうけれど、永久くん達はまっすぐに先生を見つめて話を聞いています。…なんていい子たちなんだ…!!(思わず叫ぶ)
先生が言うには、凄い指導者にコーチに来てもらえることになったから、もうちょっと我慢してほしい、ということなのですが…。
その頃、美月ちゃんはカフェでナナちゃんとバレンタインのお菓子作りについて相談中。
いいですね!高校生のバレンタイン!楽しそう!
そこへ、永久くんがやってきて、あわてて本を隠す美月ちゃん。
永久くんはあやちゃんに直接伝えたいことがあると言います。
「これからはバスケだけじゃなくて ちゃんと美月のそばにいたいと思ってるって」
きゃーーー!(鼻血)
美月ちゃんは部則もあるのだから、無理しなくていいと言いますが、永久くんは部則がなくなったことを報告してくれます。
新しいコーチがなくしてくれたと言うのですが、その新しいコーチとは一体誰なのか!?
そして、そのコーチの発言がすばらしいのです!
でも、このシーンはできれば作品で見てほしいので、ヒミツにして今回は終了♪
春待つ僕ら 第49話の感想
先生、ざまぁみろ!と思ってしまう心の狭い読者を許して。
そして、ラストに向かって甘い雰囲気が…!
このラストまでの数ページが、とっても綺麗なんですよねー!
甘いんだけど、なんていうかレモネードのようなさわやかさです。
このラスト数ページ、展開はもうお分かりかと思いますが、ぜひ作品で堪能してください!
新しい関係が始まってゆく、次号からも見逃せない気持ちにさせられました。
部則が変わって、竜二くんとかもどうするんでしょうねぇ。
みんなの変化も見逃せません!レイナちゃんの発狂ぶりも見逃せない…(苦笑)。
春待つ僕ら第50話は、デザート4月号(2月23日発売予定)にて掲載予定です。
次号の発売が楽しみです!