ベツコミで大人気連載されていた『BLACK BIRD』第4巻のネタバレや感想をまとめました!
匡の妖しい色っぽさを実写化で見たいような、そのまま世界観を保って欲しいような。
BLAC BIRDファンなら一度は考えますよね。
前巻でやっと想いが通じた実沙緒と匡。
この後どうなる?!と待ちわびた第4巻!
続きはネタバレになります。ご注意ください。
BLACK BIRD これまでのあらすじ
初恋の匡と再会した実沙緒ですが、幼い頃の記憶を匡のお兄さん、祥さんによって封じられていたため、匡が天狗であることを知りませんでした。
実沙緒は最初戸惑い、匡を拒否し続け、それでも迫る匡の想いに何度も心が揺らぎ、とうとう心を奪われた実沙緒は匡に告白をします。
やっと二人の想いが繋がった矢先に、ある日、『天狗の嫁取り』という神隠しの本をきっかけに、匡のお嫁に行ったら、自分はどうなってしまうのか実沙緒は不安になります。
そして、仙果について記されている唯一の記録、『仙果録』にはどんなことが記されているんでしょうか?
BLACK BIRD 第4巻のネタバレ
引用元: BLACK BIRD4巻より
葛葉くんと手を組んでしまった権助くん。
仙果の娘を娶ってから後、5年間ほどの結婚生活について書かれている前半の「仙果録」についてお話すると匡たちに切り出しました。
仙果の娘はちゃんと家から輿入れしていて、実家との文のやりとりは続いていたことからも、神隠しのような状況だったとは考えられないと権助くんは語ります。
じゃあ、匡のお嫁になっても、何も起きないってこと・・・?
実沙緒は一瞬ホッとしますが、まだ仙果の懐妊・出産について書かれている後半を読んでいないため、決めるのはまだ早いのです。
ただ、抱くだけなら問題ないということが一つ分かりました。
数日後、権助くんが一族に引き渡される日に、実沙緒が匡のお屋敷に行きました。
権助くんは、本当は実沙緒に笑っていて欲しかっただけなのに、結局は泣かすことになってしまったこと、そして何よりも、葛葉に手を下す匡さんを泣きながら見届けてた実沙緒の姿を見て、もう敵わないと思ったことも話します。
実沙緒は、
「天狗の嫁になる気でいるなら、誰とでも仲良くってわけにもいかないんだね」
「違う立場で出会ってれば、権助くんとは友達になれたと思うんだけど、ごめんね・・・」
「実沙緒ちゃんにその覚悟があるなら、いつか役に立つ時がくるかもしれない」
権助くんはそう言い、調合した毒が入った印籠を実沙緒に渡し、迎えにきた一族と一緒に去りました。
それを見た匡は、そんなことまでさせるつもりはないと実沙緒から奪おうとしたが、
「守ってもらうばかりじゃ、匡の隣にはいられない!」
「私、共犯者になる覚悟でいたい・・・!」
なんの力もない私に、権助くんが残してくれたからと、実沙緒は印籠を渡しませんでした。
その後、川辺で匡と実沙緒が話している時に、葛葉くんのお兄さん、忠信さんが匡の前に現れました。
実沙緒は復讐しに来たんだと思ったら、実は二人は親友だったんです。
「匡、なぜ修平を殺した?」
「俺はおまえと戦いたくなんかなかった。だから弟との跡目争いの際わざと負けて身を引いたのに」
忠信さんが匡に問いかけます。
「・・・あいつを生かしておけば、実沙緒は無事では済まなかった」
「天狗と妖狐、いずれこうなることはお互い覚悟していたはずだろう」
「おまえが身を引いた理由はほかにもあるんじゃないのか、彼女はどうした」
忠信さんが当主の座に身を引いたのは、親友の匡と戦いたくなかったから、そしてある彼女のためだったからでした。
ある日、実沙緒はお父さんの忘れた書類を大学まで届けに行きました。
そこで初めて、自分と同じ妖が見える女の人、蓮子さんと出会い、意気投合しますが、蓮子さんは忠信さんの彼女だったことを後に知ります。
一族に繁栄をもたらす仙果、いわゆる実沙緒を嫁にするのが一族当主の務め。
忠信さんは匡と戦わなくちゃならなくなったんです。
敵同士ってわかっていながら、それでも離れられなかった親友を、私のために、匡は失ったんだ・・・
「仕方ないだろ。何度考えても、おまえより大事なものなんてないんだから」
私を傷付けないように、匡は別にいいと、なんでもないフリしてくれますが、匡だって忠信さんと戦いたいわけがないと実沙緒は気付きます。
なんだか胸騒ぎした実沙緒は、ある日の夜、匡のお屋敷に行ったら、そこに匡はいませんでした。
実沙緒はどこに行ったか案内するよう相模さんに頼み、連れてってもらいます。
蓮子さんも、忠信さんより大事なものなんてないからと、匡を殺しにやって来ました。
蓮子さんは実沙緒よりずっと長く、3年間も忠信さんと恋をしてきて、命の奪い合いも、そういう覚悟もちゃんとしている。
でも、正しい答えは一つじゃないと、実沙緒は言います。
忠信さんは、一族の手前なので、匡と互角を見せつけ、わざと匡に負けます。
一息で終わらせるようとした時、走り出した実沙緒が忠信さんをかばい、匡の手が止まりました。
「忠信さんを殺したら、匡は一生悲しんで、自分を責めて、そんな気持ちのまま私を好きでいることなんかできないでしょう!」
殺し合いのある世界だと分かっていても、せめて匡の心を守りたかった実沙緒は、匡を抱きしめた瞬間、匡の体から一気に力が抜けていきました・・・。
「実沙緒・・・」
そんな中、血が止まらない忠信さんはバタッと倒れ、意識を失いかけます。
実沙緒は急いで自分の手首を刀で切り、血を飲ませ忠信さんを助けました。
戦いが終わり、蓮子さんを一族に納得させるように事が終わったと思ったら、葛葉一族の手下たちがやって来ました。
忠信さんの屋敷が襲撃され、『仙果録』が盗まれたとの報告だったのです。
複数の種族が同盟を結んで、確認できた一族は4つ、土蜘蛛、鳴神・・・
続けて言おうとした手下に忠信さんが止め、屋敷に戻ってからにしろと指示すると、匡が忠信さんを止めました。
「待てよ、嫁取りは諦めるんじゃないのか!?」
「・・・匡、俺はね、『仙果録』の結末を、おまえにだけは知られたくないんだ」
「あの子と生涯を共にしたいなら、絶対にあの子を抱いてはいけない」
「いずれ後悔する事態になる」
忠信さんはこっそり匡にそう忠告し、立ち去ります。
動揺を隠せない匡は顔を真っ青になりながら、実沙緒を抱きしめました・・・。
BLACK BIRD 第4巻の感想
複雑な事態になりましたね(ノ_<)
蓮子さんとこのまま付き合っていたら、一族は忠信さんに仙果の嫁取りさせるために、蓮子さんの命まで脅かしかねないし・・・
だからと言って、自分を犠牲にする覚悟をするなんて、よっぽど蓮子さんと匡が大事だったんですね( ; ; )
実沙緒のおかげで、事態は収まったものの、今度は『仙果録』が盗まれる事態に!!
そして、最後に忠信さんが忠告した言葉が引っかかります・・・
仙果を抱かない当主が果たして許されるんでしょうか?
次回は、匡が生まれ育った天狗の郷へ初めて行きます!
そこには、幽閉されている匡のお兄さん、祥さんもいます。
何も起こらないいいんですが・・・
次巻も楽しみ(*^o^*)