2018年12月28日発売の月刊flowers(2019年2月号)の最新話「青の花 器の森」第10話のあらすじ・ネタバレです。
青の花器の森 第2巻に収録予定になると思われます!
今回は青子と龍生の距離がぐっと縮まり、青子の過去も明らかになりそうな…
読者もドキドキ展開になりそう。
以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。
『青の花 器の森』前回までのあらすじ
優秀だけど無愛想で、絵付けに興味のなかった龍生も、二人で一輪挿しを作った経験から青子を認めるようになりました。
二人で作ったお皿は社内コンペも通過し、量産することになりますが、龍生は納得が行きません。
そこで量産作業を実際に見に行くことに…
青の花 器の森 第10話のネタバレ
引用元: https://flowers.shogakukan.co.jp/rensai/aonohanautsuwanomori.htmlより
龍生と青子の作ったお皿が新商品として採用され、商品化、さらには量産が決定。
当初、量産に否定的で一枚一枚作りたいと主張していた龍生も、実際に量産の作業をする職人さんの仕事ぶりを見て、前向きになり、いよいよ作業がはじまりました。
龍生は型屋さんと打ち合わせを、青子も柄の調整をします。
いよいよ、型も直しを1回残すのみとなりました。
楽しそうに仕事をし、龍生について嬉しそうに話す青子を見て、同僚のしのぶは、青子が3年前に、ある男性に同じような表情を向けていたことを思い出します。
別の日。
同僚の留美がお手製のアップルパイをお昼の時間に配っていました。
青子は龍生の分も預かって、さっそく「今どこにいる?アップルパイ渡したい」とメッセージを差し出します。
すると窯の裏手、眺めのいい場所からの写真が送られてきます。
青子はすぐに龍生のいる場所へと向かいました。
世界でも最大級の登り窯跡で、お昼ご飯を食べる二人。
二人は、その窯の歴史について話し始めます。
龍生が波佐見の窯について詳しいのは、フィンランド時代の相方である春馬が波佐見で磁器と釉薬について学んでいたからだと語りました。
「龍生くんを波佐見に連れてきたのって 春馬くんなの!?」
と驚く青子を、やさしく見つめる龍生。
風が吹くと、青子は、「龍が飛んでるみたい」と言い、龍が登り窯を作ったという中国の伝説を龍生に伝えます。
窯の上で
「龍に乗ってるみたい」
「このままフワッ!て 飛んでさあ 町を見下ろせたら最高よねー」
とはしゃぐ青子。
しかし、強い風が吹いて、バランスを崩してしまいます。
龍生は青子を抱きかかえ、下敷きに。
謝る青子に、動揺して様子のヘンな龍生。
この二人の関係はどうなってしまうのでしょうか?
そんな折、青子のもとにお客さんが来るのです。
「おお しのぶちゃん久しぶり〜 青子いる?」
と訊ねる男性に、しのぶは「…うそ… なんで… 今頃…?」と声を漏らしました。
この男性は、一体何者なのでしょうか?
青の花 器の森 第10話の感想
物語の舞台、波佐見は、焼き物と坂の町だといいます。
第10話は、青子と龍生がお昼ご飯を食べるシーンが特に印象的でした。
坂の上から見下ろす町並みと、龍生の春馬との思い出が物語に立体感、深みを与えてくれます。
第9話までの作中では、龍生の過去ばかりが取り上げられていましたが、今回は、やっと主人公・青子の過去について触れられます。
ちょっとガタイがよくて、髭とマイルドな風貌が特徴的な、たぶん窯に出入りをしていたパン屋さんとおぼしき、おそらく青子の想い人だった男性。
と、男性についての描写があまりはっきりしないので、あいまいなことしか書けないのですが、とにかく新キャラの登場があって、物語が大きく動く予感です。
……器作りも青子と龍生の関係も、ともに順調に前に進んでいるだけに、ハラハラの展開が予想されます。