2019年1月28日発売のココハナ(3月号)【ハイパーミディ中島ハルコ】の最新6話を読んだのでネタバレと感想をまとめました。
今回はなんとハルコの家に空き巣が入ってしまい…。
最新話でもハルコが斬って斬って斬りまくり!
続きはネタバレになります、ご注意ください!
ハイパーミディ中島ハルコ 前回までのあらすじ
前回は、東大出というだけで男性から一歩引かれてしまう真央の悩み。
真央のコンプレックスを打破できる男性像について、ハルコはズバッと解決していきました。
ハイパーミディ中島ハルコ 第6話のネタバレ
いづみはバーで、大学時代の同級生である大江伶奈と女子会中の場面からスタート。
特段美人ではないものの、大学時代からよくモテてきた彼女。
就職先で知り合った男性と結婚するもすぐに離婚。
現在はバツイチだが7歳年下の彼氏持ち。
恋バナに花を咲かせる2人だが、いづみのもとに深夜にも関わらずハルコから連絡が。
なんと空き巣に入られてしまったため、すぐ家に来いというのだ!
伶奈とともにハルコ宅に向かうと、そこには荒らされた部屋、ドレッサーから散乱した数々のアクセサリーが。
刑事達によると部屋の上の小窓から侵入したという。
盗まれたものの大体の金額を教えてほしいという取り調べに対して、ハルコは盗られたアクセサリーの値段をはっきりと伝える。
その1つ1つがかなり高価なものだということに驚くみんな。
本物の宝石がわかるプロ集団の犯行であること、近隣では外国人窃盗団による犯行が相次いでおり、盗まれたアクセサリーはばらばらになり海外に持ち出されてしまうことを聞き、落胆してしまう。
あまりの落胆ぶりにいづみが、宝石ならこれからもっとたくさんすごいものが買えるはずだ、と声をかけるがハルコは一言
「宝石は女の歴史だ」
と言い放つ。
自分で会社を起こした時に記念で買った銀座ミキモトの真珠ネックレス。
会社が始めて経済新聞に取り上げられた時に買ったサファイア。
30歳のニューヨーク旅行で思わず一目惚れしたダイヤの指輪。
商談先のインドで買ったルビー…。
前の亭主達にもらったものも含めて、宝石の一つ一つに思い出が詰まっているのだと熱弁する。
こういう時は男性に来てもらった方がよい、という話になると伶奈がふいに
「ハルコさんはすぐに呼んだら来てくれる若い彼氏もいて…やっぱりHもすごいんですか?」と
驚愕の質問をぶつける。
実はモテてきた彼女でも、肉体関係にのめり込めずなかなかお付き合いが続かないという悩みが。
てっきりすごいテクニックがあるのだろうと期待する2人。
だがハルコは面倒くさいしそこまで好きではない、という発言に驚く。
自分は次の日の仕事にも集中できるよう、寝る前は好きなことをしてリラックスしたいのに夫がそれを許してくれなかったのも浮気の原因だというハルコ。
だが、一方でエラいおじさん達は仕事はばりばりしていても心は純情、というおぼこい女が大好きなのだと語る。
また仕事をしている女は溺れる暇もない、そもそもHが好きじゃなければ男に縛られることも騙されることもないのだと。
そして朝方になり、今後大好きな宝石達のない生活を送るのであれば、いっそ犯人に宝石と引き換えに自分の体を差し出すことができたなら、と愚痴るのであった。
ハイパーミディ中島ハルコ 第6話の感想
今回は2つのテーマの混ざった一段と濃い話でした。
なかでも宝石は女の歴史である、という言葉はかなりの名言だなと思います。
多くの女性にとって、アクセサリーというのは下着同様、女の楽しみが詰まった特別なものなので、男性からもらったものでもその一つ一つに思い出があるのだ、という言葉にはすごく共感しました。
着なくなった洋服は捨てられても、つけなくなったアクセサリーはなかなか捨てられないのもそのせいでしょう。
最近は漫画等も含めてレスに悩む女性や楽しめない女性という題材が増えてきていますが、今回は楽しめないこと、しないことは決して悲しいことでも改善すべきことでもない、という観点が非常に心に刺さりました。
デリケートな話なので他の人と比べることもできないし、伶奈のように自分だけがおかしいのでは…と悩みがちな問題なので、ハルコのような女性にズバッと言ってもらえると心が軽くなる話でした。