2018年12月28日発売のココハナ( 2019年2月号)「ハイパーミディ中島ハルコ」の最新話!
ハイパーミディ中島ハルコ第5話を読んだのでネタバレと感想をまとめました。
5話は2巻に収録されると思います。
今回は東大卒の独身女性37歳が主人公。
最新話でもハルコが斬って斬って斬りまくり!
続きはネタバレになります、ご注意ください!
前回までのあらすじ
林真理子先生原作の、「ハイパーミディ中島ハルコ」一巻出ました!これ、ほんっとに面白いのでほんっとに読んで欲しい!! pic.twitter.com/2DWJOZ8K3y
— 東村アキコ(告知用) (@higashimura_a) 2018年12月27日
フードライターの独身女性菊池いづみは、パリで女社長 中島ハルコと出会う。
ハルコの容赦無い言葉の数々に最初は驚くも、徐々にその生き様に惹かれていく。
ハイパーミディ 中島ハルコ 第5話のネタバレ
引用元:ココハナ2月号より
東大卒 老舗グルメ雑誌編集者の37歳、真央さんが今回の主人公です。
冒頭は彼女が仕事終わりに同僚と飲みにいくシーンからスタート。
同僚がたまたま出会った大学後輩を席に呼び一緒に飲むなか「真央さんが独身」という話に。
相手方の男性陣と良い雰囲気になるも、同僚のひとことで真央さんが実は東大出とわかった途端、それまでの関心はどこへやら、突如引いていく男性陣…。
そんな中、真央さんはフードライターであるいづみに誘われ、ハルコと名古屋の超有名店での会食に参加することに。
アンコウ鍋を食べながら、もう40も近いのになぜ結婚していないのか、というハルコの問いに対して、真央さんの悩み相談がスタート。
自分は東大の中でもエリートではない、
本当は必死に泥臭くもがいてきて、
何事も思うようにはいかない日常だった。
仕事は一生懸命してきたが、その仕事一筋で一人で生きていく覚悟は無いのに、周囲の男は東大という自分の肩書きにコンプレックスを感じ、寄って来ない…。
そんな悩める真央さんに、ハルコは
「あなたに合う男はあなたより上の男じゃなきゃだめ」
と、一言。
名だたる有名企業、外科医等を彼女に紹介するもなかなかうまくいかず。
そんな真央さんの様子から、ハルコは真央さんの心の中にはすでに別の好きな人がいることを見抜きます。
お相手は離婚歴有、2人の子持ちの有名店シェフ。
バツイチ、子持ちということで田舎の両親から反対を受けていることを気にする真央さん。
ハルコは真央さんの持つ劣等感やプライドをコントロールできるのは、同じ東大出の男ではなく、自分の腕1つで切り開く力を持った男だけだ、と指摘します。
そして実際にそのお相手の男性を見に行くので店の予約を取る様言い放ち席を立ちます。
ハイパーミディ中島ハルコ 第5話の感想
高学歴・高収入な女性がなかなか結婚できない、
という設定、日本のドラマや漫画でよく見る構図です。
それは男女平等、といってもまだまだな日本の実態を表しているんだろうなと感じます。
今回の話のキモは自分のコンプレックスをどう見極め落とし込むか、という点でした。
一見、真央さんの肩書きだけで考えると、東大という彼女の立派な肩書きにコンプレックスを感じずにいられるのは、同等レベルの東大卒・大企業勤めのエリートのように思えます。
しかし、そもそも真央さんは、他人から見た時に東大という肩書きはあるものの、実際には、自分には周囲のエリート東大生のように恵まれた環境で育ったわけでもなく、人生を賭けてまでやりたい仕事があるわけでもなく、思うようにうまく生きてこれなかった、というコンプレックスを抱えています。
だからこそハルコの言うように、自分のやりたいことに対して技術1つで道を切り開いていく男性に惹かれるのでしょう。
いってしまえば当たり前ではあるのですが、一言でコンプレックスといっても、それまでの環境や考え等のバックグラウンドが違うので、その乗り越え方やコントロールの仕方も一人一人違うんですよね。
連載開始以来、ハルコの爽快なぶった斬りを毎回楽しみに読んできましたが、今回も流石でした。
来月も楽しみです。