プチコミック2月号に掲載の「シンデレラ・コンシェルジュ」第7話(2巻に収録予定♪)のあらすじ・感想をまとめました。
前回は、もう幸せいっぱいのデートの回で、「いいわねぇ若い人たちは」とか思ってしまったオバチャン読者。
今回もその続きが読めるのでしょうか?
続きはネタバレになります。
シンデレラ・コンシェルジュ 前回のあらすじ
やっと2人きりのデートをしたコマちゃんと脩矢さん。
読者は待ってました~~~!の展開です☆
シンデレラ・コンシェルジュ第7話の
超絶幸せな朝を迎えたふたり。
朝の挨拶を交わしながら、幸せすぎて脩矢さんの顔を見つめるコマちゃんと、そんな彼女への愛しさが大爆発する脩矢さん。
しかしですね、「かわいい」と言う脩矢さんの言葉へのコマちゃんの返答で、オバチャン読者はなんだか頭をぶったたかれたような気持ちになりました。
コマちゃん…!なんて不憫な子…!(泣)
マンションに帰ってきたところで、脩矢さんはコマちゃんにある提案をするのですが、それへの返答がまた不憫。
…気持ちは分かるけれども、コマちゃん…どこまでも不憫にできている…。
そんなある日、コマちゃんがコンシェルジュのお仕事中に、ある郵便物が届きます。
それはエアメールで、オーストラリアのメルボルン大学から。
脩矢さんのお部屋に届けると、そこで脩矢さんから大事なお話が待っていました。
なんと、脩矢さんてば来年4月から2年間も留学するのだそうで。
ええええー!はーやーくー言ーえーよーそういうことはさぁぁぁ!と思わず叫びそうになる読者。
しかしコマちゃんはさすがの不幸慣れ体質。
静かに聞いています。
なおかつ自分を卑下してもいるという…。
なんていい子…!でも不憫…!!(泣)
イヤ不幸じゃないんだけど別れ話じゃないから。
コマちゃんに出会う前から、一応マンションを経営しているのだからと経営を学びたいを思っていたらしいのです。
ですが、その時は「なんとなくやっておこう」程度の気持ち。
しかし、コマちゃんと出会って本当に〝やりたいこと″が見えてきて、メルボルンの大学に決めたのだとか。
うーん、海外じゃなくてもいいと思うんだけどなー、セレブの考えることは庶民のオバチャンには分からんよ…。
コマちゃんは、ここで素晴らしい発言をします。
自分の気持ちをちゃんと自分の言葉で表現したのです!!
いつもなら何も言わずに、もの分かりのいいフリをして我慢してしまうのに!
オバチャン嬉しい!大事にされて、成長したんだね!
と感激したのもつかの間、「一緒に行く?」と聞く脩矢さんに、「行かない」と答えます。
その理由が、なんともコマちゃんらしい…。
オバチャン読者はもう図々しくなってしまったせいなのか、「そんなこたなかろうよ」と思うのだけれど、うら若きコマちゃん(しかも不憫体質)にはそうは思えないようです。
しかし、そんなコマちゃんらしい発言の裏にある気持ちも、脩矢さんにはお見通しなのがよかったです~。
さも当然のようにつらっとそのまま旅立つような奴だったらとび蹴りくらわしたくなったと思いますが、脩矢さんもほんとに素敵男子だな…!
この後の、ちょっとしたコメディページがまたかわいくて愛おしいのです。
あー、もう全部ぶちまけてしまいたい!!(毎回言ってる)
さて、その後日、なんとコマちゃんは脩矢さんのご実家の家族会議に参加。
…なぜ家族会議に…と思いますが、これもラストに向けての伏線。ふふふふ。
脩矢さんのご家族は、ちょっとキツそうなお母さんと、冷淡な印象のお父さん、ちょっとチャラい感じのお兄さんに、優しそうなおじいさんという構成。
おじいさんが穏やかに、脩矢さんに海外へ行く目的を問います。
そこで脩矢さんが答えた目的が、ああコマちゃんに出会って、本当にこの人の人生はゆたかになったんだなぁというものでした。
視点がきっと、今までとは全然違っているのだと途中参加の読者でも分かります。
「社会に適合できない人間が安易に社長になろうとするのはよくある話だな」と、水というより氷の柱をドスンとつき立てたのはお父さん。
「そんな奴に誰がついてくる」と。
しかし、脩矢さんも怯むような、お父さんのつき立てた氷の柱もどけてしまうのがコマちゃんの強さです。
これまでの脩矢さんに経験させてもらったことを糧に、「一人目は私がついていきます」ときっぱり。
嫌味のないまっすぐなコマちゃんの笑顔と言葉に、さすがのお父さんも毒気を抜かれたか「好きにしなさい」と引き上げていきます。
お母さんもお兄さんも、なんていうかちょっと粋な感じの人のようです。
…最初に見た時に「おじいさん以外いけすかねぇな」って思ってすみません…(←そんな毒を抱えたのか)と反省する読者。
帰り道、ついてきてくれたコマちゃんにお礼を言う脩矢さん。
「家族に紹介したかった」と言うのだけれど、でもさー、なんていうかタイミングっていうか、そのへんどうなのよ!?と思ってしまうのはオバチャンだからでしょうか…。
修羅場になりそうなところを初見の場にするってどうなの?
いいの?
今の若い人はそういうのがいいの?
イヤイヤ怖いだろうよと思ってしまいますが、コマちゃんはビクともしないと脩矢さんは踏んだのですね。
お母さんが熱烈応援してくれることになって、いよいよ脩矢さんの留学が現実のものとなるのを感じて、涙ぐんじゃうコマちゃん。
だよねー、オーストラリアってもう半球が違いますからね。
とんでもない遠距離恋愛ですよ。
でも、そんなコマちゃんに、なんとこの後奇跡が起きるのです!
シンデレラ・コンシェルジュ第7話の感想
ラストの展開、きっと皆さんお分かりでしょうがあえて言いません(笑)。
でもねー、このシーンの脩矢さんのセリフがすごくいいんですよねー、もうぶちまけてしまいたい!!(今回2回目)
もうこれは作品を読んでいただくとして、本当にいいセリフだった…!
そしてラストシーンがまたこのふたりらしくて素晴らしい…!!!
どうやら次回がこのシンデレラ・コンシェルジュの最終回らしいのですが、どうなるのか楽しみです!
ハッピーエンドなのは間違いないのだろうけれど、2年間の間にコマちゃんの不幸慣れからの卑下クセが治ってくれるのかがオバチャン読者としては一番心配(←お母さんか)。
だってハッピーエンドが待ってるってことは、「生活」としての幸福が待ってるってことで、その幸福と自分を卑下するタイミングの多さと言ったらもうコインの裏表ですからね!
いちいち自分を卑下してたらすぐ病気になってしまう。
コマちゃんのことだから、きっとその度に無駄にスキルをつけて脩矢さんに諌められるのでしょうけれども。
七島先生らしい、ほんわかしてくすっと笑えるようなエピソードも満載の、ハッピーエンドを期待したいと思います!