アクタージュ13巻の発売中止?ネタバレと最新刊を無料で読む方法

アクタージュ13巻のネタバレ

再会

久し振りにアキラと再会した夜凪。

羅刹女の千秋楽に来てくれていたことを喜びますが、談笑する二人を何無視してるの!と怒る少女。

 

彼女は鳴野皐月、夜凪も教育番組で“さなぎちゃん”として出演していたことを覚えていました。

 

今はちょうちょなんだから!と胸を張る皐月。

実は皐月はこれから夜凪が共演する相手でした。

 

足引っ張ったら炎上させるから…と言う皐月に若干たじたじな様子の夜凪。

 

CMのオファーが来た時、黒山は広告と夜凪は喰い合わせが悪すぎると乗り気ではありませんでした。

しかし他人の幸せをあなたが決めるの?とかつてアリサに言った言葉を言い返され、最善を尽くすと言った彼女に夜凪を任せたのでした。

 

今日を機に人生変わるわよと言う皐月、CMにはそれだけの力があります。

 

千世子のように活躍する自分を思い浮かべてちょっと嬉しそうにする夜凪でしたが、有名になることが役者の幸せになるとは限らないとアリサ。

そのことをもう夜凪は十分分かっていました。

それでもやりたい…

本音

今回のCMをオファーした元井製薬は誰もが知るような大企業で、キャスト2人に対しこんなにスタッフがいるのかと驚く夜凪。

元井製薬の社長が自ら挨拶に。

 

そこで今後元井製薬の強豪会社の製品は外で使わないように、と釘を刺され思わず固まる夜凪。

 

うちの広告をやるということはうちの商品になるということだからね。

ちょっとした怪我が何億もの損失になりかねない、と言われた千世子の姿を思う夜凪。

 

撮影が始まります。

海に向かって走り、だいきらーい!!と叫ぶ夜凪。

 

そこに妹役の皐月が元井製薬のシェアウォーターを持って一緒に飲み最後に笑顔、というもの。

しかし自分の役の気持ちが掴めない夜凪は戸惑います。

 

説明されても気持ちがついていけない夜凪。

主演はあくまでシェアウォーターという商品で自分たちは助演だと皐月に諭されます。

 

やはりこうなるかと思うアリサ。

夜凪が重んじているものがこの世界で重んじられているとは限りません。

それでも活路はある。

踏ん張りなさい夜凪景。

求められるもの

次の本番の撮影、気迫のこもった演技をする夜凪。

どうしてさっきと芝居が変わるのかと聞いてくる皐月に、夜凪は自分で設定を作ったと言います。

 

母と父がいなくなり嫌になって走り出す、でも支えてくれるのは家族=皐月。

こういう設定を考えたことで迫力のある演技は出来ましたが、当初のコンセプトからずれているとスタッフ陣。

 

最初のパターンで行こうかと言われますが、納得いかず食い下がる夜凪。

それでもアリサから受け入れなさいと促されます。

 

じゃあもう一度役を考え直すと夜凪、全然引き下がらないと若干引き気味の皐月。

アリサにはっきり、自分で納得のできないお芝居は出来ないという夜凪に、あなたの都合は私たちに関係ないとピシャリと言い放つアリサ。

 

プロを名乗るなら意地でも求められる芝居をやりなさい。

それが大衆のスターになること、と。

 

自分に人形を演じろと言ってるように聞こえると反論する夜凪に、そうではないとアリサ、この世界での戦い方を覚えろと言います。

CMとは宣伝、つまり紹介、人が何かを紹介したくなる時は自分が好きな物を好きになって貰いたい時です。

 

おもむろにシェアウォーターを飲む夜凪、甘くてすっぱくてなのにうす味で、あんまり美味しくないと夜凪。

まずこれを好きになるのが私の仕事。

夜凪はいつもの役作りと一緒だと思います。

作り手の想い

シェアウォーターを作った人に話を聞きたいと言う夜凪、開発されたのは40年前のことでもう引退もしています。

しかし繋げて上げてくださいとお願いするアリサ。

 

皐月に夜凪をよく見ておくように言うアリサ。

嘘を吐けない役者がついにこの足を踏み入れたのです。

 

これから多くの矛盾や理不尽があなたの前に立ちふさがるでしょう。

景、私と共に正しい戦い方を学んでいきましょう。

 

開発者の話を聞いて納得した夜凪。

1時間ぐらい走って来ていいですか?と訊きますが、時間も押してるこのとき当然止められます。

 

じゃあ足と時間を使わず走ってきなさいとアリサに言われ、目を閉じる夜凪。

頭の中で全力疾走をした彼女が次に目を開けると、全身から汗が…。

 

撮影は無事終了。

愚直で非効率的な彼女をバカみたいでしょう?と言うアリサ。

 

それでも、良い芝居は人の心に残ります。

真似る必要はないと皐月に言い、ただこういう役者も、こういう戦い方もあることを覚えておきなさいと。

 

2週間後、別の撮影でも存在感を発揮する夜凪。

 

天知がアリサの前に姿を現します。

…くれぐれも気を付けなさいと天知。

もうじきこの国で夜凪景を知らない人間はいなくなるのだから。

いつしか夜凪の広告で溢れるように。

腫れもの?人気者?

久し振りの登校で、映研の吉岡や朝陽と会った時は有名になり過ぎて逆に周囲が遠巻きにみているような状態に。

ふと、撮影音が響きます。

 

誰かが夜凪の写真を盗撮したのです。

芸能人にも肖像権はあるのだと怒る吉岡、よくあることだからとなだめる夜凪。

 

その時リョーマが現れて撮影した男子生徒に圧をかけます。

怯える男子生徒こと田島。

 

しかしリョーマは、お前と写真撮りたいってよと言います。

いつの間にか夜凪の周りには人で溢れかえっていました。

 

半端にキョリを置くからお互い腫れ物扱いになるのだとリョーマ。

流石元腫れ物と感心する吉岡。

もしクラス別々になっても今まで通り、と朝陽。

夜凪も新しい友達いっぱい作って映研に勧誘する、と言いました。

 

その頃、黒山の初大作映画の話が進行していました。

夜凪にとっても初主演作品となります。

 

公開は2年後を目標とし、そして夜凪には更に知名度を高めるであろう大河ドラマのオーディションが舞い込んでいました。

向こう側

一方、最近黒山とまともに会話すらしてないことに気付く夜凪。

特にアリサの世話になってCMが流れるようになってからは、一度も顔を見たことすらないとなんかムカつく、と思う夜凪。

 

黒山の映画を知る為に真咲や茜と共にレンタルショップに訪れます。

しかし店員からは黒山の映画は置いていないと言われてしまいました。

 

黒山の映画を見たことがあると言う店員に感想を聞くと、正直ちょっとよく分からなかったと言われます。

何故かイライラする夜凪。

 

かつて、ずっと待ってた。お前のような奴がこっち側に来るのを…と言われたことを思い出します。

 

もうこっち側にきたわよ、黒山さん。

自分の広告を見上げて呟く夜凪。

 

その時スマホから呼び出しが…。

数日後、夜凪は黒山に誘われ一緒に映画に行く事に。

 

観るのは、黒山の映画です。

ああ、私、ワクワクしている。

黒山の映画は夜からなので、それまで映画三昧。

 

色んな映画を見る夜凪、3つめの作品は主人公のことが分からなくなってしまいますが、映画の好みなんて所詮相性と黒山。

 

そんな夜凪を怖いと称する黒山。

夜凪は下手な作り定常に役の気持ちに立てる観客になっていました。

…いや、一番嬉しい観客か。

いよいよ黒山の映画です。

 

その映画は、一人の女性の日常をただ描いているもので、しかし彼女の顔を一度もフレームに収めることはありませんでした。

 

それは奇妙な体験だった。

彼女の顔を一度も見てない事実に私が気付いたのは、エンドロールが終わった後だったから。

オーディション

よく分からなかったと口々に言う他の観客たち。

映画館は夜凪と黒山の二人だけに。

 

主演の人はお芝居をしていなかったと夜凪、なのに表現できていたと。

この役者さん幸せだと思う。

今日私、この映画に出会えて良かった。

 

少しホッとした様子の黒山。

いくら映画の好みは相性と言っても夜凪にフられる可能性も考えていたからです。

 

これから自分の出演する作品は自分で選びたいという夜凪。

いつ私で撮ってくれるのと言います。

 

今見た映画は二十歳の黒山が自主性の映画で、一人の女性の美しさを描くだけで精一杯だったと言います。

今は世界の事を少しだけ知り、撮りたい映画ではなく撮らなければいけない映画が見えるようになりました。

 

その為の力がまだ黒山にも夜凪にも足りません。

でもそこまで来ていると黒山。

 

都会の若者だけではなく、田舎のジジィやババァにも知られるような役者じゃないといけません。

最後の総仕上げだ夜凪。

オーディションで役を勝ち取って来てくれ。

 

分かった。任せて。

と微笑む夜凪。

 

オーディション当日がやってきました。

まずは証明しよう。

私がこの中で一番だって。

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アクタージュ13巻の感想

アクタージュ13巻の発売日は『2020年9月4日』になるかと思われます。

しかしあくまでも予想です。

連載や作者の状況、また出版社の事情によって変わってくることもありますので、改めて決定しましたら追記していきます!

アクタージュ13巻は原作者逮捕という事態を深刻に受けた出版社側より、発売されないと思われます。

残念ですが仕方のない処置でしょう。

 

作画担当の宇佐崎先生が今後ともジャンプで活躍されるよう願っております。

 

いよいよ夜凪が世間に知られるようになってきました。

CM撮影は相変わらずの調子ですが…アリサが上手い事導いてくれましたね。

 

皐月ちゃんも可愛かったです。

 

そしていよいよ黒山の映画の話が!物語の2年後がいよいよアクタージュのクライマックスと言えそうですね、楽しみです。

大河ドラマ=時代劇ということで、夜凪がどんな役をやるのかも気になる所。